東京メトロは2020年5月11日、プレスリリースにて6月6日に地下鉄日比谷線でダイヤ改正を行うと公表した( 2020年6月6日(土)日比谷線のダイヤを改正します )。今回はこれについて見ていく。
1. 新駅開業へ!
今回の2020年6月6日東京メトロダイヤ改正では、地下鉄日比谷線でダイヤ改正を行った。
今回のダイヤ改正は新駅虎ノ門ヒルズ開業に向け、ダイヤ改正を行った。
これにより北千住~中目黒間の所要時間は1分程度延び、昼間は44分から45分に、平日朝は50分から51分に延びた。
なお新駅虎ノ門ヒルズの開業にあたりホームドアを設置する必要があったため、2020年2月28日を以て東京メトロ03系及び東武20000系列の地下鉄日比谷線内の乗り入れを中止し、20m級4ドア車に統一した。
なお虎ノ門ヒルズは銀座線虎ノ門と乗り換え対象としたが、改札外乗り換えであるほか、銀座線虎ノ門から見たら日比谷線霞ケ関の方が近い。同時に乗り換え時間が30分から60分に拡大したことを考えると、寄り道させるための施策に見えるのは気のせいだろうか?
2. 運転区間延長で混雑分散へ!
また今回の2020年6月6日東京メトロダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時の運転区間延長を行った。
これにより平日朝の霞ヶ関行きを全て中目黒行きに、霞ケ関始発を中目黒始発に延長したことにより、混雑分散を図ることとなった。
なお六本木行き4本は運転を継続する。あくまで虎ノ門ヒルズ開業に伴う霞ケ関利用者減少による乗車チャンスの減少を抑えるために行ったようだ。
ただ今回のダイヤ改正より平日朝オフピークに座席指定制列車「THライナー」を運転開始したことに伴い、その分料金不要列車を減便している。北春日部6時02分発普通中目黒行きを廃止し代替として直前の北千住6時55分発中目黒行きを竹ノ塚始発に延長し東武線からの直通を確保したほか、北千住9時12分発中目黒行きを廃止した。もっとも地下鉄日比谷線は2018年度の通勤時間帯の混雑率が155%しかなく東京都市圏にしては空いているので、オフピークに多少減便しても構わないという判断だったとは思うが。
なお運用数に余裕のある土休日朝夕は「THライナー」増発に伴う料金不要列車の減便は行っていない。むしろ北千住8時52分発中目黒行きを増発したほどだ。
3. 結び
今回の2020年6月6日東京メトロダイヤ改正では、地下鉄日比谷線に新駅ができたことや座席指定制列車の運転開始に伴いダイヤ改正を行った。
今後東京メトロ日比谷線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
コメント