パターンダイヤ導入も運用削減へ 熊本市交通局ダイヤ改正(2021年1月25日)

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パターンダイヤ導入も運用削減へ 熊本市交通局ダイヤ改正(2021年1月25日)

熊本市交通局は2021年1月8日、プレスリリースにてにて1月25日にダイヤ改正を行うと公表した( 市電の平日ダイヤを1月25日(月)に改正いたします )。今回はこれについて見ていく。

2021年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 平日昼間にパターンダイヤ導入へ!

今回の2021年1月25日熊本市交通局ダイヤ改正では、2020年4月5日ダイヤ改正以来約9か月半ぶりに路面電車のダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では、平日昼間にパターンダイヤを導入することとなった。

A系統とB系統の両方が乗り入れる辛島町~健軍町間で均等な運転間隔になるように設定する。これにより辛島町~健軍町間で10時~14時までは均等6分間隔、14時~18時は均等5分間隔となる。このうち毎時4本がB系統、残り毎時6~8本がA系統に振り分けられることから、B系統では12~18分間隔、A系統では5~12分間隔での運転となり各系統ごとに見ると運転間隔にバラつきが出るようになる。

なお今回のダイヤ改正では10時台~14時台はA系統で毎時8本から毎時6本に削減し輸送力を25.0%削減することとなった。またB系統でも16時台・17時台は毎時6本程度から毎時4本に減便することとなった。

なお今回のダイヤ改正は平日ダイヤのみの変更のため。土曜ダイヤ・休日ダイヤにはパターンダイヤを導入しない。

2. 通勤時間帯に減便実施へ

今回の2021年1月25日熊本市交通局ダイヤ改正では、通勤時間帯に減便を図る。

まず平日朝ラッシュ時。今回のダイヤ改正では平日朝の運転間隔は変更はないと記載しているのだが、実際に健軍町の時刻表を見るとA系統で7時台に1本、8時台と9時台に2本ずつ、計5本削減しているほか、B系統でも9時台に3本減便している。これで3運用削減し保有車両数を削減するようだ。

次に平日夕ラッシュ時。B系統はほぼ変わりないのだが、A系統は毎時9本から毎時8本に減便し輸送力が11.1%低下する。これにより平日夜間でも1運用削減する見込みだ。

これらの減便によりA系統では上下合わせて257本から219本に38本減るほか、B系統でも164本から148本に16本減ることとなった。


3. 結び

今回の2021年1月25日熊本市交通局ダイヤ改正では、平日昼間にパターンダイヤを導入することにより利便性の向上を図る。

一方通勤時間帯に減便を図ることで運用数の削減を図ることとなった。

今後熊本市交通局でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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