広州地下鉄は2021年9月17日、プレスリリースにて9月28日に18号線を開業すると公表した( 八号线北延段11月26日14:00开通运营 )。今回はこれについて見ていく。
1. 160km/h対応の通勤新線開業へ!
今回の2021年9月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、18号線が開業した。
18号線は最高速度160km/hに対応した通勤路線で、広州市中心部と広州市近郊を結んでいる。
もっとも中国では当初郊外アクセスは中国鉄路に任せる気満々だったのだが、いざつくってみると上海の金山鉄路は30分に1本程度しか来ない、そのほかの城際鉄道も1時間に1本程度しか来ないなど利便性が悪かった。そこで中国ではほぼ全土にわたって計画を変更し、2019年より160km/h対応の近郊鉄道も地下鉄各社が積極的に開業するようになった。その広州版第1号が今回開業した広州地下鉄18号線なのだ。
今回の18号線の開業は部分開業ではあるものの、洗村~万頃沙間の7駅間、58.3kmを開業した。途中地下鉄8号線、地下鉄7号線、地下鉄3号線と乗り換えることができ、それぞれ広州市中心部にまでアクセスすることができる。
全線所要時間は40分で、表定速度は87.4km/hとなっている。
運転間隔は各駅停車が全日終日約7分30秒間隔、快速が全日終日約37分30秒間隔となっている。つまり快速1本に対し各駅停車を5本運転していることになる。
初電は南行き下りが(万頃沙方面)が洗村6時15分発万頃沙行き、北行き上り(洗村方面)が万頃沙6時00分発洗村行きとなっている。
また終電は南行き下りが(万頃沙方面)が洗村23時15分発万頃沙行き、北行き上り(洗村方面)が万頃沙22時30分発洗村行きとなっている。
2. 結び
今回の2021年9月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、160km/h対応の通勤新線が開業し広州市近郊へのアクセスが向上した。
今後広州地下鉄でどのようなダイヤ改正を行うのか、楽しみにしたい。
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