遠州鉄道は2021年11月29日、プレスリリースにてにて12月1日にダイヤ変更を行うと公表した( 《遠鉄電車》12/1(水)より運行計画(ダイヤ)の変更について )。今回はこれについて見ていく。
1. 運転本数回復へ!
今回の2021年12月1日遠州鉄道ダイヤ変更では、運転本数を2019年以前と同じ本数に回復した。
遠州鉄道では2020年4月25日ダイヤ変更で平日の深夜便を運休したほか、土休日も終日12分間隔(毎時5本)から終日20分間隔(毎時3本)に削減し、輸送力を40.0%削減していた。今回のダイヤ変更では1年7か月ぶりにダイヤ変更を行い減便分を復便することとなった。
これにより全日に渡り西鹿島22時40分発新浜松行き終電及び新浜松23時20分発西鹿島行き終前を復便したほか、土休日も終日に渡り20分間隔(毎時3本)から12分間隔(毎時5本)に復便し輸送力を66.7%増加することとなった。
なおこれに伴い2021年内の土曜日に行っていた朝の4両増結運転は取りやめ、2017年12月以降同様土曜日も全列車2両での運転となる。もっとも毎時3本から毎時5本への増発に伴い輸送力は保たれており土曜日朝に毎時12両から毎時10両に微減するだけなので問題はなかろう。
2. 結び
今回の2021年12月1日遠州鉄道ダイヤ変更では、列車本数を2019年以前にまで戻すこととした。
ただ遠州鉄道では2022年2月に全線で運賃の値上げを予定しているなど、先行きはまだ明るいとは言い切れない。
今後遠州鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
コメント