恐れていた!急行のプレミアムカー復活宣言! 京阪電鉄正月ダイヤ運転(2022年1月)

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恐れていた!急行のプレミアムカー復活宣言! 京阪電鉄正月ダイヤ運転(2022年1月)

京阪電鉄は2021年12月6日、プレスリリースにて2022年1月に正月ダイヤを実施すると公表した( 年末年始の列車運転について )。今回はこれについて見ていく。

1. 終日に渡り正月ダイヤ実施へ!

今回の2022年1月京阪電鉄正月ダイヤ運転では、通常ダイヤと異なる時刻で運転する。

年末年始は全国的に需要が落ち込むが、京都市内では初詣目的の参拝客が多い。そこで例年京阪電鉄では京都市内での運転本数増加と大阪府内での運転本数調整を目的に、毎年正月ダイヤを組んでいる。もっとも2021年1月には実施はなかったが、今回の2022年1月臨時ダイヤ運転で正月ダイヤを再び設定することとなった。

今回の正月ダイヤは昼間は特急毎時4本、急行毎時4本、普通毎時4本の15分サイクルダイヤで行う。2020年1月までは特急毎時5本、急行毎時5本、普通毎時5本の12分サイクルダイヤで行っていたことを考えると、20%程度減便していることになる

ただ前回の2021年9月25日京阪電鉄ダイヤ変更で昼間は特急毎時4本、快速急行毎時2本、準急毎時4本、普通毎時4本に削減してしまった。このため正月ダイヤでも特急や普通の運転本数は通常の土休日ダイヤとほぼ変わらないし、交野線や宇治線にったってはほとんど同一なのだ。これでは正月ダイヤの意義のおよそ半数を占める大阪府内での運転本数調整を果たせていない。

なおプレスリリースには京阪間ノンストップの快速特急洛楽を1日9本運転するとしているが、そもそも2020年1月までの正月ダイヤでは12穂ぬン点していたし、時刻は多少ずれているものの今回の正月ダイヤでの運転本数は通常の土休日ダイヤと同一なのである。これではただの土休日ダイヤの延長ではないか




2. 急行のプレミアムカー連結復活へ!

今回の2022年1月京阪電鉄正月ダイヤ運転では、急行へのプレミアムカー連結を復活する。

今回の正月ダイヤでは特急と急行のみで京阪間毎時8本の列車を設定することとし、通常ダイヤで昼間に毎時2本ある快速急行の運転を取りやめることとなった。これにより昼間は快速急行の運用に就くはずの3ドアの3000系が急行運用を担うことになったことで、急行の一部列車にプレミアムカーを連結することとなったのである

もっとも京阪電鉄ではプレミアムカー連結当初、早朝深夜に限り区間運転を中心に急行にプレミアムカーを連結していた。がこの特急送り込み運用を2018年9月25日ダイヤ変更で回送列車に変更したため、急行のプレミアムカー連結が消滅した。つまり今回の急行のプレミアムカー連結は約3年3か月ぶりの設定となる

これにより昼間の急行毎時4本中毎時2本(厳密には2時間30分のうちに4本)が本来3000系3ドア車によるプレミアムカー連結列車として運転した。ただ、快速急行通過駅は定期列車でのプレミアムカーの設定がないため、駅でのプレミアムカー券の発売はなかった。

このほか午前中には8000系2ドア車によるプレミアムカー連結の全線運転急行も運転した。

ただ昼間に快速急行を設定をせず急行にプレミアムカーを連結したことを考えると、近い将来の快速急行の昼間毎時2本の廃止または急行格下げも念頭に入れて行ったのではないだろうか?もし次回のダイヤ変更で土休日ダイヤの快速急行毎時2本を急行に格下げするようなことがあれば、今後正月三が日も正月専用ダイヤではなく通常の土休日ダイヤでうんてんするようになるかもしれない。

また京阪電鉄では京津線で2022年1月~2月の月曜日に終電を1時間繰り上げ、保守工事を行う。そう考えると費用を少しでも削減したいというのが見えていることから、今後の大規模な増発は難しそうだ。


3. 結び

今回の2022年1月京阪電鉄正月ダイヤ運転では、2年ぶりに正月ダイヤを設定することとなった。

ただし、以前の正月ダイヤと比べ運転本数を減らしているほか、大阪府内に至っては土休日ダイヤとほとんど大差がなくなってしまった。

今後京阪電鉄でどのようなダイヤ変更や正月ダイヤ運転を行うのか、見守ってゆきたい。

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