相鉄東急直通で7社局直通運転とS-TRAIN座席指定縮小か! 東急東横線ダイヤ改正予測(2023年3月予定)

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相鉄東急直通で大規模な直通運転へ! 東急東横線ダイヤ改正予測(2023年3月予定)

東急電鉄は2022年1月27日、プレスリリースにて2023年3月に東急新横浜線・相鉄新横浜線を開業し各線と直通運転を行うと公表した( 2023年3月(予定)相鉄新横浜線・東急新横浜線開業!鉄道がもっと便利になります )。今回はこれについて見ていく。

2022年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 直通運転区間拡大へ!

今回の2023年3月東急電鉄ダイヤ改正では、東急新横浜線開業に伴い直通運転を拡大する。

今回開業する東急新横浜線及び相鉄新横浜線から直通するのは、相鉄本線・いずみ野線や東急東横線・目黒線はもちろんのこと、東急目黒線と直通する東京メトロ南北線や埼玉高速鉄道、都営地下鉄三田線のほか、東急東横線と直通する東京メトロ副都心線や東武東上線にまで至る。

なお西武鉄道は相鉄及び東急新横浜線との直通運転を行わない。

この新線開業と直通運転を行うに当たり、東急目黒線直通列車の動きとして東急3020系や8両編成の相鉄21000系、都営6500形の新造や東急車の全6両編成の8両化を図っているほか、東急目黒線と直通する各駅ではホームを6両対応から8両対応に延ばした。

東急東横線直通列車の動きとしても10両編成の相鉄20000系の導入や東急5050系の増結車投入などを行ってるが、目黒線方面のような大規模な増結作業を今回のダイヤ改正では必要としないため動きは小さい。

ただ今回開業する東急新横浜線と直通するのが東急目黒線方面が主で東急東横線への直通はあくまで補助的なものになりそうだ。

で、今回の東急新横浜線と相鉄新横浜線の開業により東急東横線からも直通列車を設定することとなった。もっとも相鉄も東急も今回の開業に合わせ10両編成を増備する見込みなのである程度は運転はするだろう。

ただ本数の少ない東武車や西武車が車両側に相鉄直通対応をするとはやや考えにくいし、実際西武鉄道については相鉄との直通を断ってしまっている。そうなると相鉄から東武への直通運転は、保安装置の揃っている東急車が中心となる可能性が高そうだ。つまり、相鉄と東武は直通列車はするものの車両の相互乗り入れは行わないことから、相互直通運転とはしない可能性が高い。

またイメージ図を見る限り東武東上線は小川町まで太線で書いている。そう考えると東武東上線への直通は小川町までを想定しているということなのだろうか?




2. 東武東上線への直通はどのように設定するのか

今回の2023年3月東急電鉄ダイヤ改正では東急新横浜線から東武東上線への直通列車をどのように設定するのだろうか。

そもそも東急から小川町への直通列車は。土休日朝に3往復しか設定がない。もっとも東急車による直通列車の設定もあること、3本中2本が菊名始発であることから、菊名始発を新横浜始発や相鉄方面からの直通列車とすれば設定できなくはない。が、朝5時台や6時台に相鉄沿線から渋谷や新宿まで直通列車を設ける必要があるのかと言われると、武蔵小杉で対面乗り換えできるので基本的には必要はないし、なにせ東海道新幹線の上り列車が新横浜に到着できていないので新横浜からの渋谷・新宿・川越方面利用を拾えない。そう考えると難しいのではないだろうか。

そうなると次に考えられるのが森林公園発着列車の東急新横浜線乗り入れになるわけだが、昼間は東横特急が引き続き横浜方面に毎時4本必要かつ東横特急のみが東武東上線や西武池袋線に直通していることを考えるとまず昼間に新横浜と東武東上線を結ぶ列車ができるとは考えにくい。

そう考えると平日朝ラッシュ時の相鉄から直通する列車の一部を森林公園行きとして運転するのではないだろうか。

2022年時点では平日朝の東横線からの森林公園行きは主に通勤特急が担っているが、2023年3月ダイヤ改正に向け相鉄や東急で10両編成を増備していることを考えると相鉄・新横浜方面からの10両編成の東横線を増発する可能性が高い。そこで森林公園行きを元町中華街始発から相鉄や新横浜始発で設定することは可能だろう。




3. 東横線Qシート導入に向け座席指定制列車を整理か

(2022.10.24 追記)東急電鉄では東横線に座席指定車両Q SEATサービスを2023年度よりする計画があり、Qシート車両は10月24日より営業運転に投入する。

東横線Q SEATは10両編成中4号車と5号車に整備する。が、2022年の車両投入開始当初は全ての東横線Q SEATを一般車両として運賃のみで利用できる。

東急電鉄ではQ SEATを2018年12月14日に大井町線でも導入を開始したが、ダイヤ改正とは無縁の日に実施している。

そう考えると東横線Q SEATもダイヤ改正とは別日で開始する可能性は考えられそうだ。

ただ、東横線には土休日限定で10両全車座席指定制列車「S-TRAIN」を運転している。この列車は西武40000系を使用して運転しているため他社車両となるが、土休日の利用率は高くなく空席が目立つ。

そう考えると2023年内の4号車と5号車しかQ SEAT連結列車を運転する前段階として、「S-TRAIN」を10両中4号車と5号車の2両のみ座席指定とし、残る8両は運賃のみで利用できる自由席車両として開放するのではないだろうか

もしそうできれば東横特急Fライナーとして座席指定制車両を運用できるため、車両運用数を削減できることになりそうだ。


4. 結び

今回の2023年3月東急電鉄ダイヤ改正では、東急新横浜線と相鉄新横浜線の開業により東横線からも直通列車を設定することになり、7社局の直通ネットワークを形成することとなった。

が、相鉄への直通は東武東上線からは行うのに対し西武鉄道から相鉄への直通は行わないこととなった。また東武東上線と相鉄の直通運転も朝に限る可能性が高く、昼夜はあまり行わない見込みだ。

今後東急新横浜線開業により東急東横線でどのようなダイヤを組むのか、見守ってゆきたい。

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