新型車両20系の投入控えるも深夜減便へ 京都市交通局ダイヤ改正(2022年3月19日)

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新型車両20系の投入控えるも深夜減便へ 京都市交通局ダイヤ改正(2022年3月19日)

京都市交通局は2022年1月21日、プレスリリースにて3月19日にダイヤ改正を行うと公表した( 令和4年3月実施の市バス・地下鉄新ダイヤについて )。今回はこれらについて見ていく。

2022年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 烏丸線で深夜に減便へ

今回の2022年3月19日京都市交通局ダイヤ改正では、地下鉄烏丸線・地下鉄東西線ともに2018年3月17日京都市交通局ダイヤ改正ダイヤ改正以来約4年ぶりにダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では、地下鉄烏丸線・地下鉄東西線それぞれで21時以降に2往復4本を減便する。

まずは地下鉄烏丸線。今回減便するのは南行き(竹田方面)は平日・土休日ともに国際会館22時47分発竹田行きと国際会館23時30分発竹田行き、北行き(国際会館方面)は竹田22時00分発国際会館行きと竹田23時08分発国際会館行きの2往復4本となっている。

これにより地下鉄烏丸線の運転本数は平日は334本から330本に、土休日は282本から278本にそれぞれ減便することとなった。

なお地下鉄烏丸線では新型車両20系の投入をダイヤ改正の1週間後の3月26日に控えている。これで地下鉄烏丸線には25年ぶり、近鉄の4ドア車としてはある意味14年ぶりの新車投入となる。

ただ、2022年9月には近畿日本鉄道のダイヤ変更に合わせ地下鉄烏丸線で昼間を毎時8本から毎時7本に減便するとしている。そう考えた時、おそらく近鉄京都線直通列車も減便対象になる可能性がある。

近鉄京都線は普通は昼間に概ね毎時4本運転しており、2021年9月26日京阪電鉄ダイヤ変更以降の京阪本線の準急(京都府内各駅に停車)の15分間隔(毎時4本)とほぼ同一の運転本数を確保している。ただし竹田~新田辺間は地下鉄烏丸線直通の普通毎時2本があることから、足すと毎時6本となってしまい明らかに運転本数が多い。そう考えると次回の2022年9月近畿日本鉄道ダイヤ変更で竹田~新田辺間の地下鉄直通普通毎時2本のうち毎時1本が減便してもおかしくない




2. 東西線も深夜に減便へ

今回の2022年3月19日京都市交通局ダイヤ改正では、地下鉄東西線でも深夜に減便を図る。

今回減便するのは平日・土休日とも西行き(太秦天神川方面)は六地蔵21時42分発太秦天神川行きと六地蔵23時17分発太秦天神川行き、東行き(六地蔵方面)は太秦天神川21時59分発六地蔵行きと太秦天神川23時27分発六地蔵行きの2往復4本となっている。

これにより地下鉄東西線の運転本数は平日は272本から268本に、土休日は252本から248本にそれぞれ減便することとなった。

地下鉄烏丸線も地下鉄東西線も23時台に1往復減便しているが、次の電車と数分しか間隔が空いていなかったことから烏丸御池でのダイヤモンドクロス拡大で対処することで減便したようだ。

こちらも2022年9月に京阪京津線のダイヤ変更に合わせ地下鉄東西線で昼間を毎時8本から毎時7本に減便するとしている。しかし京阪京津線は前回の2018年3月17日京阪大津線ダイヤ改正で既に昼間毎時4本から毎時3本に減便済みのため次のダイヤ改正で昼間の減便があるとは考えにくい。そう考えると京阪京津線直通列車に関しては昼間の減便はなく、時刻変更程度で済むだろう。

ただ、それ以前に前回の2018年3月17日京都市交通局ダイヤ改正で京津線直通列車を昼間と夜間は全て太秦天神川発着に延長したことで、太秦天神川~御陵間は昼間毎時11本も運転することとなったのである

そこから東西線六地蔵発着の昼間の毎時1本を減便したところで太秦天神川~御陵間は昼間毎時10本も運転が残るのである。昼夕輸送力比の観点を考えても平日夕ラッシュ時に毎時8本の運転がある六地蔵発着は昼間毎時8本から毎時6本に削減しても問題ないだろう。


3. 結び

今回の2022年3月19日京都市交通局ダイヤ改正では、地下鉄烏丸線・地下鉄東西線ともに深夜に減便を図ることとなったほか、今後昼間の減便も見込んでいる。

京都市交通局や直通する近畿日本鉄道で今後どのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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