港鉄MTRは2023年2月1日、プレスリリースにて2月6日に東鉄線羅湖・落馬洲の両駅の営業をを再開すると公表した( 2月6日,東鐵綫羅湖站重開 )。今回はこれについて見ていく。
1. 東鉄線運転再開へ!
今回の2023年2月6日港鉄MTRダイヤ改正では、東鉄線羅湖駅・落馬洲駅の両駅の営業を再開する。
そもそも両駅は深圳への出入境専用駅である。2020年に深圳と香港特別行政区の間で境界の出入りを制限し道路経由の深圳湾口岸での出入りに限定することとなった。
もっとも深圳と香港特別行政区の鉄道での往来は2023年1月15日の高速列車CRH運転再開で再開したが、この度旧来から往来に使われている東鉄線でも出入境業務を再開し、全線運転を復活することとなった。
ただ、2020年の運休前の東鉄線とは違う。この3年の間にイギリス製メトロキャメル電車と日本の近畿車輛や川崎重工が導入した12両編成を全て置き換え、韓国現代ロテム製の9両編成のみの運転となっている。また東鉄線は2022年5月15日に香港島乗り入れを果たしたため、今回の全線営業再開で深圳との境界羅湖・落馬洲から香港島内金鐘まで乗り換えなしで直通で行けるようになったのである。
これにより香港島から九広鉄路の終点広州東駅に行くには、これまで鉄道のみの利用の場合最低2回の乗り換えが必要だったのだが、今回の東鉄線全線運転再開に伴い羅湖で香港港鉄MTR東鉄線と中国鉄路CRH広深線を乗り継ぐだけで済むようになった。
2. 結び
今回の2023年2月6日港鉄MTRダイヤ改正では、東鉄線羅湖駅・落馬洲駅営業再開に伴い全線で運転再開したほか、深圳との境界から香港島まで直通で乗り入れるようになった。
今後香港港鉄MTRでどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。
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