JR西日本近畿統括本部は京都駅掲示にて嵯峨野線で臨時増発を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 嵯峨野線で増発へ!
今回の2023年4月~5月JR西日本京滋支社臨時列車運転では、嵯峨野線で増発を図る。
JR西日本京滋支社では2023年3月に草津線と湖西線の緑の113系・117系を引退させた。が、この引退に際し投入した221系や223系の両数が足らず、草津線や湖西線および共通運用化した嵯峨野線の一部列車でで4両運転が恒常化、各線で混雑している。
特に嵯峨野線は京都市内の観光地を結んでジャパン・レール・パスも使用できることから訪日外国人にも人気で、かなり混雑している。
土休日は運用の余った車両を増結運用に回してしのいでいるが、平日は増解結ありきで信号など保安装置も組んでいるので4両からの増結が難しくなっている。
そこで今回の2023年4月以降JR西日本臨時列車運転では、嵯峨野線で臨時列車を増発することとなった。
今回嵯峨野線で増発するのは京都9時40分発普通嵯峨嵐山行き、京都10時42分発普通嵯峨嵐山行き、京都11時47分発快速亀岡行きとなっている。このほかに京都9時53分発普通嵯峨嵐山行きを亀岡行きに延長する。
ただ、今回の臨時列車運転は京都駅掲示による情報のみで、WEBサイトなどに掲示がない。このためおそらく4月20日ごろから毎日設定しているようではあるが、終了時期などが判然としていない。逆を言えば、いつでもやめられる状況にある。
また、2023年5月8日JR西日本赤穂線ダイヤ改正と異なり、増発を恒常化していない。嵯峨野線は貨物列車の運転がないのでJR貨物とのアボイダブルコスト精算もないので赤穂線のような時季外れのダイヤ改正も実施可能だ。
嵯峨野線では以前昼間に毎時5本を運転していた時期もあることから、今後の増発に期待だ。
2. 結び
今回の2023年4月~5月JR西日本京滋支社臨時列車運転では、混雑緩和のため嵯峨野線で増発することとなった。
今後JR西日本でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。
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