北海道新聞は2023年6月17日、新聞記事にてJR北海道が管内42駅の廃止を計画していると公表した。今回はこのうち2024年3月に実施しそうな廃駅および普通列車の車両変更について見ていく。
1. 北海道で廃駅加速へ
今回の2024年3月以降JR北海道ダイヤ改正では、利用の少ない駅を引き続き廃止する。
今回廃止検討に上がったのは42駅で、うち16駅は宗谷本線の駅となっている。
宗谷本線に関しては名寄~稚内間で普通列車と同時刻にバスを設定し普通列車を廃止し特急専用路線化する見込みがある。が、他はどうだろうか。
2. 2024年3月に4駅以上廃止へ
今回の2024年3月16日JR北海道ダイヤ改正では、少なくとも4駅を廃止する方向で調整している。
今回のダイヤ改正で廃止予定の駅は宗谷本線初野、石北本線愛山、函館本線中ノ沢、石勝線滝ノ上の4駅となっている。このほか自治体管理駅の一部も廃止となってもおかしくはない。
このほか、根室本線東滝川駅も廃止対象になる見込みがある。
これらの駅を通過とすることによって駅停車時間が短縮、所要時間短縮による乗務時間削減につなげることができる。
3. 函館支社管内でキハ150形運転へ!
今回の2024年3月16日JR北海道ダイヤ改正では、函館支社の普通列車をキハ40系からキハ150形に置き換える見込みだ。
前回2023年3月18日ダイヤ改正で富良野線用キハ150形が新型車両H100形に置き換わったほか、2023年5月20日JR北海道室蘭本線ダイヤ改正で新型車両737系電車投入によりキハ150形運用が一部浮いている。
これらのキハ150形気動車が順次函館運輸所に移動していることから、次回の2024年3月16日ダイヤ改正で函館本線函館~長万部間の普通列車がキハ40系からキハ150形に変更となるのではないだろうか。
この車両変更に伴い気動車の出力が上がるので、所要時間短縮が見込まれる。
JR北海道では2025年3月ダイヤ改正でキハ40系列を全廃する見込みだ。残るキハ40系も順次置き換えることになるだろう。
4. 結び
今回の2024年3月以降JR北海道ダイヤ改正では、廃駅とキハ40系列の置き換えにより普通列車の所要時間短縮を図り合理化を図ることとなった。
今後JR北海道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
新聞記事:JR北海道、42無人駅の廃止検討 道内全駅の1割強、4駅は来春にも – 北海道新聞
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