Hamburger Hochbahnは2018年12月6日、プレスリリースにて2018年12月7日に地下鉄U4号線を延伸すると公表した( Lichtshow zur Eröffnung für ganz Hamburg )。今回はこれについて見ていく。
1. 新線開業で利便性向上へ
今回の2018年12月7日ハンブルク地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄U4号線が延伸した。
延伸したのは南端だったHafencity Universität – 新駅のElbbrücken間の1.3kmで、新規開業区間の所要時間は3分となっている。これによりU4号線は全長12.2kmとなった。
地下鉄U4号線の新たな終着駅となるElbbrückenは、都市鉄道SバーンS3号線およびS31号線との交点に設置されている。本来はSバーンも同日開業して乗換駅として機能させる予定だったらしいのだが、Sバーンの駅建設が遅れていることから、先行して地下鉄Uバーンの延伸を先行して実施したようだ。
東西分断でSバーンが荒廃した首都ベルリンと違い地下鉄Uバーンと都市鉄道Sバーンがともに補完的にネットワークを作っており、アクセス改善も利便性向上に直結するようだ。
早朝・深夜を除き終日10分間隔の運転となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。
新線区間の初電はHafencity Universität→Elbbrücken間は平日はHafencity Universität4時44分発、土休日は4時38分発となっている。またElbbrücken→Hafencity Universität間は平日はElbbrücken4時51分発、土休日は4時46分発で設定されている。
終電はHafencity Universität→Elbbrücken間は平日・土休日とも24時14分発となっている。またElbbrücken→Hafencity Universität間は平日・土休日ともElbbrücken24時26分発で設定されている。
2. 結び
今回の2018年12月7日ハンブルク地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄U4号線の延伸を実施した。近い将来Sバーンの駅が設置されれば、ハンブルグ市南部方面への利便性が高まりそうだ。
今後ハンブルグの都市鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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