西武鉄道と秩父鉄道は2023年10月26日、プレスリリースにて12月2日と3日に秩父夜祭に合わせ珍事列車を増発すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 西武秩父線特急「ちちぶ」大増発へ!
今回の2023年12月2日~3日西武池袋線・西武秩父線臨時列車運転では、秩父夜祭に合わせ池袋~西武秩父間を運転する特急「ちちぶ」を増発する。
特急「ちちぶ」は通常1時間間隔だが、12月2日および3日に増発を行い約30分間隔での運転となる。
2. 西武秩父発池袋行き快速急行復活へ!
また今回の2023年12月3日西武池袋線・西武秩父線臨時列車運転では、西武秩父始発池袋行き快速急行・急行を復活する。
かつては西武秩父から池袋まで1日1往復は料金不要の快速急行による直通列車の運転があったが、2022年3月12日西武鉄道ダイヤ改正をもって廃止、飯能で完全に系統分割し直通列車は特急料金が必要な特急「ちちぶ」のみとなってしまった。
が、今回の2023年秩父夜祭では多くの旅客を乗せる必要があることから、西武秩父発池袋行き直通の快速急行・急行を設定することとしたのである。
ただ、2022年までの秩父線用4000系3ドア車による4両+4両での池袋乗り入れではなく、新2000系や20000系などの4ドア車の8両編成や10両編成による西武秩父発池袋行き快速急行・急行の運転となりそうだ。
なお飯能始発の急行・準急は通常土休日ダイヤと同様に運転する。これは、特急「ちちぶ」から飯能や所沢乗り換えで特急通過駅で下車する旅客と西武秩父から快速急行や急行に乗ってきた旅客を混ぜないようにし混雑分散を図るためだろう。
3. 急行「秩父夜祭」設定で急行大増発へ!
また今回の2023年12月3日秩父鉄道臨時列車運転では、急行「秩父夜祭」を7往復設定する。
秩父鉄道では急行利用の際に急行料金200円が必要となるため、空いている車両利用目的での料金徴収を狙っているのだろう。
4. 架線切断で秩父~影森間運休へ
また今回の2023年12月3日秩父鉄道臨時列車運転では、架線切断に伴い秩父~影森間で夜間運休を行う。
秩父鉄道では架線切断見学ツアーを2万円で募集するほどだ。観光客が集まる時期だからこそ稼いでおきたいのだろう。
5. 結び
今回の2023年12月2日~3日西武鉄道・秩父鉄道臨時列車運転では、秩父夜祭に伴い多客が予想されることから、西武秩父始発池袋行き快速急行・急行を設定するほか、急行「秩父夜祭」を運転することとなった。
今後車両更新を行う西武鉄道や秩父鉄道でどのような臨時列車を設定していくのか、見守ってゆきたい。
関連情報:秩父夜祭へのおでかけに便利な臨時電車を運転します! – 西武鉄道
関連情報:秩父夜祭臨時列車全線時刻表 – 秩父鉄道
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