KTX中部内陸線板橋乗り入れでソウルアクセス向上へ! 韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2023年12月28日) 중부내륙선KTX 판교 탑승으로 서울 액세스 향상에!

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KTX中部内陸線板橋乗り入れでソウルアクセス向上へ! 韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2023年12月28日)

中部内陸線が便利になります

韓国鉄道KORAILは2023年12月12日、プレスリリースにて12月28日に中部内陸線でダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

1. KTX中部内陸線板橋乗り入れへ!

今回の2023年12月28日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、KTX中部内陸線の運転区間を延長する。

KTX中部内陸線は2021年12月31日に開業した単線の準高速線で、準高速列車KTX-EUMのみを運転している。

運転開始当初は夫鉢~忠州間の56.3km、全線所要時間35分しか運転がなく、夫鉢はソウル市街から首都圏電鉄を乗り継いで1時間10分~1時間30分程度かかる悪立地であった。このため利用は当然伸び悩み、1日4往復のみ、1運用のみで運転していた。

もっとも中部内陸線には高速列車SRTの乗り入れる水西への乗り入れ計画があり工事中だが、開業予定は2028年以降と程遠い。これでは2024年以降予定の中部内陸線忠州以南への延伸を行っても利用者が増える見込みがない。

これを打破しようと、今回のダイヤ改正ではKTX中部内陸線を首都圏電鉄京江線に乗り入れ、板橋まで乗り入れることとしたのである。これによりKTX中部内陸線は板橋~忠州間の98.6km、全線所要時間1時間05分に延長することとなった。

なおKTX中部内陸線は当初開業区間であった夫鉢~忠州間は最高速度200km/hで運転するが、今回運転系統を延伸した板橋~夫鉢間は最高速度150km/hでの運転となる。




2. KTX中部内陸線板橋乗り入れでソウルアクセス向上へ!

今回の2023年12月28日韓国鉄道KORAILダイヤ改正ではKTX中部内陸線の運転区間を板橋まで伸ばしたが、ソウル市街へのアクセスはどのように向上したのか。

これまでソウル市街からKTX中部内陸線に乗るには新盆唐線で板橋に出たあと、板橋から首都圏電鉄京江線に乗り換えて夫鉢から乗車する必要があった。このため夫鉢まで江南から最速で1時間、ソウル駅から最速で1時間30分とかなり時間がかかったほか、首都圏電鉄京江線は約20分間隔での運転のため乗り遅れるとさらに時間が伸びやすかった。

が、今回のダイヤ改正で首都圏電鉄京江線板橋駅ホームを準高速列車KTX-EUM乗り入れに対応、板橋に乗り入れるようになった。

これによりKTX中部内陸線に乗るために首都圏電鉄京江線に乗り換える必要がなくなり、新盆唐線から直接乗り換えられるようになった。

また板橋~夫鉢間の所要時間はKTX-EUMはノンストップ30分と首都圏電鉄京江線の37分より所要時間が短くなっている。乗り換え回数削減による待ち時間減少も合わせソウル市街~忠州間で約15分の所要時間短縮を図ることとなった。

なお運賃は夫鉢~忠州間は一般室全区間一律8,400ウォンだったが、今回の延伸で板橋~忠州間の運賃は12,800ウォンとなっている。このKTX中部内陸線の延伸により韓国鉄道KORAILでは3,400ウォンの増収に成功したようだ。

なお運転本数は1日4往復のまま変わりない。


3. 結び

今回の2023年12月28日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、KTX中部内陸線の運転区間を板橋まで延長しソウル市内へのアクセスを向上させることとなった。

今後中部内陸線の聞慶延伸を控える中、韓国鉄道KORAILでどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

関連情報:韓国鉄道KORAIL、2023年12月28日・12月29日にダイヤ改正 – X(韓国鉄道KORAILからの引用不可のためXで代用)

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