宇都宮ライトレールは2024年3月13日、プレスリリースにてにて4月1日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 平日に所要時間短縮へ!
今回の2024年4月1日宇都宮ライトレールダイヤ改正では、2023年10月23日宇都宮ライトレールダイヤ改正以来約5か月ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では、平日の各駅停車の所要時間を短縮する。
これまで宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間は所要時間48分だったが、今回のダイヤ改正より平日に限り4分短縮し44分となる。
一方、土休日は48分のまま変わらない。これは土休日は現金利用者が多く乗降に時間がかかりやすいこと、昼間も混みやすいので定時運行ができていないことなどから所要時間を短縮している場合ではないということなのだろう。
2. 平日早朝深夜に増発へ!
今回の2024年4月1日宇都宮ライトレールダイヤ改正では、平日の早朝深夜の増発を図る。
まずは早朝。下り列車は宇都宮駅東口6時00分発芳賀・高根沢工業団地行き初電を10分繰り上げ宇都宮駅東口5時50分発とする。
また上り列車は平石5時42分発宇都宮駅東口行き初電の前に平石5時30分発宇都宮駅東口行きを増発、初電を12分繰り上げることとした。
次に深夜。下り列車は宇都宮駅23時46分発平石行き最終を運行しているが、この1本前の列車との運転間隔は44分も空いておりかなり広かった。今回のダイヤ改正ではこの間に宇都宮駅東口23時20分発平石行きを増発することとした。
このほか平日20時台に宇都宮駅東口発平石行きが増発、平石まで10分間隔で運転する時間帯が増えている。
3. 平日に快速運転開始へ!
今回の2024年4月1日宇都宮ライトレールダイヤ改正では、快速の運転を開始する。
今回のダイヤ改正より設定する快速は、宇都宮駅東口6時58分発と7時46分発の芳賀・高根沢工業団地行きとなっている。
快速の停車駅は宇都宮駅東口を出ると宇都宮大学陽東キャンパス、平石、清陵高校前~芳賀・高根沢工業団地間の各駅で、通過駅は6駅となっている。
快速の全線所要時間は42分で、各駅停車と2~3分しか変わらない。併用軌道区間があり最高速度が40km/hゆえ1駅通過しても20~30秒程度の所要時間短縮が限度ということになるのだろう。
なお今回のダイヤ改正では土休日ダイヤの変更はない。
4. 結び
今回の2024年4月1日宇都宮ライトレールダイヤ改正では、平日朝に快速運転を実施することとなったほか、各駅停車も所要時間を短縮し増発することとなった。
今後宇都宮ライトレールでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:令和6年4月1日(月)からのダイヤ改正の実施について – 宇都宮ライトレール
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