江ノ島電鉄は2025年4月24日、プレスリリースにて2026年度に新型車両700形を導入すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 江ノ島電鉄に新型車両700形導入へ!
今回の2026年頃江ノ島電鉄ダイヤ改正に向け、新型車両700形を投入する。
内装を3種類提示していることからどうやら2両編成3本以上投入する見込みのようだ。公式プレスリリースのインテリアデザインは以下の通り。
この車内配置によれば山側はロングシート、海側はクロスシートとなる。
この新型車両700形の導入に伴い1000形を引退させるようだ。
2. 積み残しが出るほど混んでいるのにクロスシート導入へ!
2026年度に導入する新型車両700形は、海側をクロスシートとしている。
そもそも江ノ電は昔路面電車だったこともあり車体が小さく、クロスシートと言っても1人掛けである。ドア間は4席しか設置できず、ロングシートの6席より少ない。
しかも江ノ島電鉄は屈指の混雑路線で、特に土休日は鎌倉~江ノ島間で積み残しが出るほど大混雑をする。
もっとも伊豆急行線のような観光路線で混むのが平日の朝夕くらいであればクロスシートを導入しても良い。が、積み残しが発生するほど混んでいるのであれば1人でも多く乗れるようすべてロングシートにすべきだし、江ノ電では車幅の関係でクロスシートの方が座席数が少なくなるのでなおのこと全てロングシートにすべきである。
また積み残すほど混雑するので車内インテリアなんか見れやしないのだ。3種類それぞれデザインしたって無駄なのだ。
そう考えると今回導入する江ノ島電鉄700形は現実を直視できない、絵にかいたような餅と言っても過言ではない。
そんなにクロスシートを導入したいなら複線化して運転本数を増やすとか全駅6両対応にして4両から6両に増車してからにすべきだろう。まずは積み残しを発生させないことから始めるべきではないか。
ただ江ノ電のX SNSアカウントを見る限り、4両で混んでいるという現実を無視して空想を語る癖がけっこうあるし、割と笑えないないようだったりする。江ノ島電鉄には車両や線路の保守や維持はできるが、混雑対策を考えられるほどの有能な社員がいないのではないか。このような鉄道会社は大事故を起こしかねないし勝手踏切も多数放置していることを踏まえると、江ノ島電鉄はかかわらない方がいいしできるなら小田急江ノ島線や湘南モノレールなどを利用して江ノ電を使わないようにした方がいいのではないだろうか。
3. 結び
今回の2026年以降江ノ島電鉄ダイヤ改正では、新型車両700形を導入するに至った。
一方で江ノ島電鉄は土休日を中心に鎌倉~江ノ島間で積み残し多発にもかかわらず、客を十分乗せ切れないクロスシートを導入するとしており利用客目線に立っているとは思えない。
今後JR北海道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2026年度 新型車両「700形」を導入します – 江ノ島電鉄
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