新規開業で市内交通確保へ! 貴陽軌道交通開業に伴うダイヤ改正(2017年12月28日) 贵阳轨道交通1号线调图

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貴陽軌道交通は2017年12月28日、プレスリリースにて12月28日に貴陽軌道交通初の路線である地下鉄1号線を開業させると公表した( 贵阳轨道交通1号线首通段开通试运营 )。今回はこれについて見ていく。

1. 貴陽初の地下鉄開業

今回の2017年12月28日貴陽軌道交通ダイヤ改正では、貴州省初の地下鉄となる地下鉄1号線が開業することとなった。

開業したのは貴陽北駅~下妻西間の12.9km、10駅に渡る路線である。貴陽北駅では中国高速列車CRHを含む中国鉄路各線に乗り換えることができる。最高速度は80km/hで、6両編成B型車(京急・阪急サイズの車両)で運転される。全線所要時間は22分となっている。この開業で香港含む中国大陸側では30都市目の地下鉄開業となった。

ダイヤについて見ていくと、終日8分10秒間隔での運転となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。運用は7運用のようだ。

初電は下麦西発貴陽北駅行きが下麦西6時40分発、貴陽北駅発下麦西行きが貴陽北7時00分発となっている。また終電は下麦西発貴陽北駅行きが下麦西21時00分発、貴陽北発下麦西行きが貴陽北21時30分発となっている。これは下麦西に金陽車両基地があるためであるが、中国の地下鉄では初終電は上り下りで対称とすることが多いので貴陽軌道交通1号線のように初終電が上り下りで異なる時刻となっているのは珍しいものと思われる。ただこれは2017年12月10日に開業した青島地下鉄2号線のように将来的な延伸を見込んだものであり、貴陽軌道交通1号線が延伸すれば解消されるのであろう。


2. 結び

今回の2017年12月28日貴陽軌道交通ダイヤ改正では、初の路線となる地下鉄1号線が開業した。今後2018年12月には地下鉄1号線の全線開業が見込まれており、その後も続々と新路線を開業させ、2020年には3路線体制とする見込みだ。中国の他都市と合わせて今後どのようなダイヤを組むのか、見守ってゆきたい。

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