温州軌道交通は2019年1月24日、プレスリリースにて1月23日に軌道交通S1号線を開業したと公表した( 首条轨道交通S1线正式开通 温州迈入轨道交通新时代 )。今回はこれについて見ていく。
1. 平日朝夕ラッシュ時に増便
今回の2019年1月23日温州軌道交通ダイヤ改正では、温州で初の都市鉄道となる軌道交通1号線が開業した。
今回開業したのは桐嶺~国鉄南駅~オリンピック中心間で、全長34.77km、全線所要時間20分となっている。
なぜ地下鉄と名乗らないかというと、地下を走る区間が少なく、車両規格も一般の中国の地下鉄と比べて大きいD型車(A型車よりも大型)で運転するためである。そのため最高速度120km/hと地下鉄としては破格の最高速度で運転する。
運転間隔は終日10分間隔となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。昼間空気輸送が増しているが、地域輸送性から考えると、致し方ないだろう。
初電は東行き(オリンピック中心行き)が桐嶺6時26分発、西行き(桐嶺行き)がオリンピック中心6時30分発となっている。
終電は東行き(オリンピック中心行き)が桐嶺20時06分発、西行き(桐嶺行き)がオリンピック中心20時30分発となっている。
これにより、中国(香港)で33番目の都市鉄道開業となった。
2. 結び
今回の2019年1月23日温州軌道交通ダイヤ改正では、軌道交通1号線が開業し、大幅に利便性が向上した。
今後温州軌道交通でどのようなダイヤ改正を実施するのか、さらなる中国の他都市への地下鉄開業の波及はあるのか、見守って行きたい。
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