南京地下鉄は2019年6月6日、プレスリリースにて6月6日にS9号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 6月6日起,地铁宁高二期线开行直达快车,压缩长距离出行时间 )。今回はこれについて見ていく。
1. ノンストップ快速運転開始へ
今回の2019年6月6日南京地下鉄ダイヤ改正では、2018年1月13日ダイヤ改正以来約1年5か月ぶりにS9号線でダイヤ改正を実施した。
そもそも各駅停車でもJR西日本の新快速並みの表定速度を持つS9号線であるが、今回のダイヤ改正で料金不要のノンストップ快速列車を1日2往復設定し所要時間を35分から27分へ8分短縮することとなった。表定速度116.4km/hとなるほか、27分55秒運転としても表定速度111.2km/hをマークする都市鉄道、いや在来線として極めて高い部類に入る。この表定速度はJR西日本の新快速や瀬戸大橋線快速マリンライナーを上回るほか、2019年現在日本の在来線で最速の表定速度を持つJR西日本特急「サンダーバード」の104.2km/hをも上回っており、さらに在りし日のJR北海道特急「スーパー北斗」をも超えている。しかも料金不要である。どう考えても普通の都市鉄道とは思えない。
なお運転本数は毎日2往復となっている。平日は下り(翔宇路南発高淳行き)が翔宇路南7時39分発及び17時51分発、上り(高淳発翔宇路南行き)が高淳6時51分発と17時11分発となっている。また土休日は下り(翔宇路南発高淳行き)が翔宇路南10時04分発及び15時18分発、上り(高淳発翔宇路南行き)が高淳9時24分発と13時38分発となっている。
そもそもノンストップの快速運転の前に一部編成の3両から4両への増結とか、全日終日18分間隔の各駅停車の増発を行うとか、2018年5月26日開業の地下鉄S7号線のように地下鉄S1号線に乗り入れて南京南駅まで直通させた方が良かったのではないだろうか。
2. 結び
今回の2019年6月6日南京地下鉄ダイヤ改正では、S9号線でノンストップ快速を運転することとなった。
今後南京地下鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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