東京メトロは2020年1月8日、プレスリリースにて2020年1月に臨時列車を運転すると公表した( 冬季「スムーズビズ」に合わせて混雑緩和を目的とした取組みを実施します! )。今回はこれについて見ていく。
1. 首都圏で平日朝に増発へ
今回の2020年1月東京メトロ臨時列車運転では、2020年1月20日~1月31日のうち平日に地下鉄日比谷線と地下鉄南北線で早朝に増発することとなった。
前年同時期には地下鉄東西線と都営地下鉄大江戸線で増発を行ったが、東西線では2020年3月14日に、大江戸線では2019年3月28日ににダイヤ改正を実施し定期列車を増発してしまったため今回の増発は見送ることとなった。混雑率を勘案しても大江戸線は今後も臨時列車の増発を行う可能性は低く、今後は東京メトロ中心で行うのだろう。
今回の臨時列車運転では地下鉄日比谷線で北千住6時23分発霞ケ関行きを1本増発するほか、地下鉄南北線で王子神谷6時42分発白金高輪行きと折り返しとして市ヶ谷7時32分発埼玉高速鉄道線直通鳩ヶ谷行きを白金高輪7時19分発に延長して設定する。両列車とも前年の同時期である2019年1月の運転はなかったが、2019年7月臨時列車運転では運転しており運転時刻は寸分の狂いもない。
その代わり、京王電鉄が便乗し「京王ライナー」の増発を夕方に行うとしている。増発してほしいのは夕方ではなく朝なのだが…
2. 結び
今回の2020年1月東京メトロ臨時列車運転では、地下鉄日比谷線と地下鉄南北線で早朝に臨時列車を増発することとなった。
しかし見てみると列車設定は2019年7月の臨時列車運転と比べ減っているほか、残った列車も時刻が同一で成長性がない。
今後これらの臨時列車の定期化はあるのか、今後も臨時列車の設定を続けていくのか、見守ってゆきたい。
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