北総始発の着席保証列車運転へ! 京成電鉄ダイヤ改正(2020年10月1日)

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北総始発の着席保証列車運転へ! 京成電鉄ダイヤ改正(2020年10月1日)

京成電鉄は2020年9月24日、プレスリリースにて10月1日より印旛日本医大始発の臨時着席保証列車を運転すると公表した( 印旛日本医大駅・千葉ニュータウン中央駅に停車するAE形車両を用いた「臨時ライナー」を運行します )。今回はこれについて見ていく。

1. 北総始発の着席保証列車運転へ!

今回の2020年10月1日より実施する京成電鉄ダイヤ改正では、印旛日本医大始発の着席保証列車を運転する。

こちらも2020年6月1日の特急「スカイライナー」の青砥停車と同様期限が決められておらず、無期限で行う予定のようだ。つまり臨時と名乗っていても定期運転列車が増発したということに変わりはないので、臨時列車の増発ではなく立派なダイヤ改正である。

今回設定するのは平日のみ運転の印旛日本医大6時55分発京成上野行き特急「臨時ライナー」で、号数の設定はないようだ。途中千葉ニュータウン中央、青砥、日暮里に停車するが、印旛日本医大と千葉ニュータウン中央は乗車のみ、車両は特急「スカイライナー」と同じAE形での運転となる。おそらく車両運用からして特急「スカイライナー」の成田空港→京成上野間の回送を旅客運転しているのだろう。




乗車料金は運賃のほか500円の料金券を車内で現金で購入する。確かに同区間を走り北総線内全通過の特急「スカイライナー」の特急料金が1,250円であると考えれば安く思えるかもしれないが、同じAE形を使用する本線特急「モーニングライナー」の特急料金が420円であることを踏まえるとやや割高な設定となっている。まあ青砥停車の成田空港線特急「スカイライナー」に乗るのと同様、車内で現金収受を行うため料金を簡素化したのだろう。

なお京成高砂~印旛日本医大間は北総鉄道と京成電鉄が同じ線路を共有して旅客営業を行っており、印旛日本医大始発の列車は原則北総鉄道の列車として運転している。ただ今回設定した特急「臨時ライナー」は印旛日本医大始発で旅客営業をしているものの、北総鉄道が乗り入れない京成上野行きであること、北総鉄道が着席保証列車の運転をしていないことを考えると、今回の特急「臨時ライナー」は京成電鉄の列車として運転しているのだろう。特急「臨時ライナー」が印旛日本医大より利用の多い印西牧の原に停車しないのも印西牧の原は北総鉄道の駅であって京成成田空港線の駅ではないためだろう。

例年であれば京成電鉄は京急電鉄や都営浅草線とともに9月~12月のダイヤ改正について実施1か月前を目途にプレスリリースを公表している。しかしこの時期に北総始発の着席保証列車の運転開始をプレスリリースすることになったのは、おそらく今年は京急電鉄と同時にダイヤ改正を行うことはないということを意味しているのではないだろうか。


2. 結び

今回の2020年10月1日京成電鉄ダイヤ改正では、印旛日本医大発着の特急「臨時ライナー」を運転することとなった。

今後京成電鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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