ウルムチ地下鉄は2018年10月25日、地下鉄1号線を開業したと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 新疆ウイグル自治区初の地下鉄開業へ
今回の2018年10月25日ウルムチ地下鉄ダイヤ改正では、新疆ウイグル自治区初の地下鉄となる地下鉄1号線が開業した。
八楼~国際空港間の16.56km、12駅に及ぶ路線で、6両編成B型車による運転で最高速度は80km/hとなっており、全線所要時間25分で結ぶ。
これにより中国で32都市目の地下鉄の開業となった。ちなみに中国ではウルムチより西での地下鉄計画がないことから、中国で最も西の地下鉄となりそうだ。
ダイヤについて見ていくと終日10分間隔となり、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。
初電は北行き(八楼発国際空港行き)が八楼8時00分発、南行き(国際空港発八楼行き)が国際空港8時00分発となっている。
また終電は北行き(八楼発国際空港行き)が八楼22時00分発、南行き(国際空港発八楼行き)が国際空港22時00分発となっている。
今のところウルムチ市中心部とウルムチ窩堡空港を結ぶ空港連絡鉄道としての要素が強いが、今後の路線網拡大により順次需要を開拓していくのだろう。
2. 結び
今回の2018年10月25日ウルムチ地下鉄ダイヤ改正では、新疆ウイグル自治区初の地下鉄となる地下鉄1号線が開業した。
今後ウルムチ地下鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
コメント