横浜シーサイドラインでは2016年12月1日にダイヤ改正すると今月7日公表した( http://www.seasideline.co.jp/pdf/16110418135796/%E8%A8%98%E8%80%85%E7%99%BA%E8%A1%A8%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%EF%BC%A8%EF%BC%B0%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf )。今回はこれについて見ていく。
1.今回は小規模なダイヤ改正
前回2014年4月のダイヤ改正時には金曜運転の増発と運転区間延長を行った( http://www.seasideline.co.jp/pdf/14031911191326/daiyahodo0404.pdf )が、今回は朝通勤時間帯の遅延防止が主な目的になりそうだ。また、新杉田で常に1本がいる状況とすることから、利便性が向上するものと思われる。編成数は16のまま変わらないようだ。
2.通学定期券の割引率拡大
来る2017年4月1日より、通学定期券の割引率が従来の平均53.5%から65.0%に引き上げられる( http://www.seasideline.co.jp/topics/16100618192395.html )。新交通システムは一般に普通運賃が高く、定期券の割引率が低いことが多いが、それを払拭する狙いがあるものだと思われる。
3.昼夕輸送力比
今回も昼夕輸送力比(適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を見ていく。横浜シーサイドラインはすべて同じ編成で終日運行される。日中は毎時8本、夕ラッシュ時は毎時12本であるから、昼夕輸送力比は67%となり、適正値の66~75%に収まっている。今回通学定期券の値下げに踏み切るわけだが、これがかなわなければ平日朝夕ラッシュの減便に踏み切り、昼夕輸送力比が上がるものと思われる。
4.結び
今回のダイヤ改正では停車時間の拡大によって遅延防止が図られているが、沿線の人口は横這いとなり、今後は少しずつ減るものと思われる。今後いかに近隣の大学やテーマパークと提携するかが勝負になると思われる。今後どのようなダイヤを組むのか見守ってゆきたい。
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