空港連絡特急削減と渋谷移設の時刻変更不実施へ 京成電鉄・JR東日本・名古屋鉄道・南海電鉄・JR西日本臨時ダイヤ運転(2020年5月~)

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京成電鉄は2020年4月28日、プレスリリースにて5月1日より成田空港線特急「スカイライナー」を一部運休するすると公表した( スカイライナーの一部列車の運休について )。

今回はこれらの空港連絡特急の臨時ダイヤについて見ていく。

1. 空港連絡特急を大幅に運休へ

今回の2020年5月~6月京成電鉄臨時ダイヤ運転では、成田空港線特急「スカーライナー」を一部運休する。

今回の臨時ダイヤ運転では成田空港線特急「スカイライナー」を概ね半減し、20分間隔から40分間隔での運転に広げる。

2020年4月11日京成電鉄ダイヤ改正より成田空港線特急「スカイライナー」のうち早朝・深夜の6往復を青砥に停車させているが、青砥停車の特急「スカイライナー」は減便しない。

このほか名古屋鉄道「ミュースカイ」や南海空港線特急「ラピート」でも昼間に半減する。またJR西日本関西空港線特急「はるか」は運転本数を半減し概ね60分間隔にした上、9両から6両に減車する。せっかく訪日外国人の更なる増加を見込んで271系を新造して全列車9両での運転に増結したのに、水の泡である。

国際線を中心に運航している空港の利用が国際線の大幅な減便によって大きく減っているのは間違いない。成田空港や関西空港、中部国際空港などを結ぶ空港連絡特急が運休しても、政府の言う「公共交通や物流は国民生活や経済活動を支える最重要インフラであり、必要な機能を維持する」という目的には反しないだろう。




2. 空港連絡特急を昼間に全運休へ

今回の2020年5月~6月JR東日本臨時ダイヤ運転では、総武本線特急「成田エクスプレス」を大幅に運休する。

運休するのは昼間の全列車で、運転するのは早朝・深夜に限られることとなった。これにより成田空港行きは8本、東京方面は10本お身の運転となる。

なお2020年6月1日に埼京線・湘南新宿ラインなどが使用する渋谷駅3番線・4番線ホームの移設に向けて5月30日と5月31日は新宿~大崎間で運休するほか、特急「成田エクスプレス」も一部運休する。これにより北側に350m移動するが、渋谷駅ホーム移設に伴う時刻変更の実施はない


3. 結び

今回の2020年5月~6月各社臨時列車運転では、空港連絡特急で昼間の減便を図る

今後空港連絡特急でどのようなダイヤを組むのか、見守ってゆきたい。

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