北京地下鉄は7月31日、プレスリリースにて8月7日に15号線・昌平線・房山線でダイヤ改正を行ったと公表した( 下周一(8月7日)开始三条地铁线缩短列车间隔再提运力 )。今回はこれについて見ていく。
北京地铁是7月31日,它宣布并于15号线・昌平线・房山线在新闻发布会上进行了修订时间表8月7日( 下周一(8月7日)开始三条地铁线缩短列车间隔再提运力 )。 这一次我们会看这个。
1. 15号線はラッシュ時増発
今回の2017年8月7日北京地下鉄ダイヤ改正では、3つの路線で同時にダイヤ改正が行われる。
まずは都心部の北を東西に走る15号線。15号線はラッシュ時のみ増発され、朝ラッシュ時は4分30秒間隔から4分20秒間隔に、夕ラッシュ時は4分40秒間隔から4分30秒間隔に短縮され、4%程度輸送力が増強される。昼間の増発は見送られ8分間隔で据え置かれているため、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は58.3%から56.3%に下がった。
2. 昌平線も増発で混雑緩和
北京市の北西部郊外を走る昌平線は朝ラッシュ時と昼間に増発される。
朝ラッシュ時は5分05秒間隔から4分45秒間隔へと短縮され、輸送力が7.0%増強される。また夜のオフピーク時は10分間隔から6分間隔に短縮され、輸送力増強が図られる。昼間と夕ラッシュ時については保たれることとなった。
3. 房山線はラッシュ時増発
北京市の南西部郊外を走る房山線もラッシュ時に増発される。平日朝ラッシュ時は回送電車を有効活用することにより5分35秒間隔から5分10秒間隔へと短縮し、8.1%増強される。また平日夕ラッシュ時も朝ラッシュ時同様の増発が行われ、昼間は8分間隔のまま変わらないため昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は69.8%から64.6%に下がることとなり、引き続き適正値内に留まりそうだ。
その他、天安門を通るメイン路線の1号線は、夜間オフピーク時を延ばし、混雑緩和を図ることとなった。
4. 結び
今回2017年8月7日北京地下鉄ダイヤ改正では、3つの路線でラッシュ時の増発が行われた。一方で特に朝ラッシュ時は都心方面へ接続する地下鉄路線が増発されていないなど、混雑を完全に受け止めきれていない印象がある。今後都心部路線でもどのような増発が行われるのか、注目したい。
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