北京地下鉄は2019年7月19日、プレスリリースにて7月19日に地下鉄1号線と地下鉄2号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 北京地铁1、2号线每周五工作日及周六休息日延长运营时间 )。また北京地下鉄は2019年7月31日、プレスリリースにて8月2日に地下鉄7号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 北京地铁7号线每周五、周日延长运营时间 )。今回はこれらについて見ていく。
1. 地下鉄1号線と地下鉄2号線で終電延長へ
今回の2019年7月19日北京地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線と地下鉄2号線で2017年12月30日ダイヤ改正以来約1年6か月半ぶりにダイヤ改正を実施した。
今回のダイヤ改正では両路線で金曜日と土曜日に限り終電を延長した。
まずは地下鉄1号線。東行きは苹果園23時30分発四恵東行きが全日の終電であったが、今回のダイヤ改正より金曜日と土曜日に限り苹果園24時31分発四恵東行きを終電として運転することとし、終電が61分繰り下がった。
また西行きは四恵東23時30分発苹果園行きが全日の終電であったが、今回のダイヤ改正より金曜日と土曜日に限り苹果園24時34分発四恵東行きを終電として運転することとし、終電が64分繰り下がった。
次に地下鉄2号線。外回り(反時計回り)は西直門23時00分発が全日の終電であったが、今回のダイヤ改正より金曜日と土曜日に限り西直門24時34分発を終電として運転することとし、終電が1時間34分繰り下がった。
さらに内回り(時計回り)は西直門23時00分発が全日の終電であったが、今回のダイヤ改正より金曜日と土曜日に限り西直門24時21分発を終電として運転することとし、終電が1時間21分繰り下がった。
なお両線とも日曜日~木曜日の終電繰り下げ含む時刻変更はしていない。
2. 地下鉄7号線で終電延長へ
今回の2019年8月2日北京地下鉄ダイヤ改正では、2018年8月29日ダイヤ改正以来約11か月ぶりに地下鉄7号線でもダイヤ改正を実施した。
今回のダイヤ改正では地下鉄7号線でも金曜日と日曜日に限り終電を延長している。
曜日別に終電を繰り下げる場合、上海地下鉄では金曜日と土曜日に行うのが通例であり直前に実施した北京地下鉄1号線・2号線も合わせたのだが、地下鉄7号線では金曜日と日曜日に終電を繰り下げることとなった。
地下鉄7号線は2019年12月にユニバーサルスタジオ北京まで延伸することから、その前にユニバーサルスタジオ北京が混むであろう金曜日と日曜日に前もって終電を延長することとしたのだろう。
東行きは北京西駅23時15分発焦化廠行きが全日の終電であったが、今回のダイヤ改正より金曜日と日曜日に限り北京西駅24時15分発焦化廠行きを終電として運転することとし、終電が1時間繰り下がった。
西行きは焦化廠駅22時25分発北京西駅行きが全日の終電であったが、今回のダイヤ改正より金曜日と日曜日に限り焦化廠23時25分発北京西駅行きを終電として運転することとし、終電が1時間繰り下がった。
なお月曜日~木曜日・土曜日の終電繰り下げ含む時刻変更はしていない。
3. 結び
今回の2019年7月19日及び2019年8月2日北京地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線・地下鉄2号線・地下鉄7号線の3線で特定の曜日に限り終電を繰り下げた。
今後2019年12月にはユニバーサルスタジオ北京の開業に伴いさらに路線網が拡大する北京地下鉄で、どのようなダイヤ改正を実施するのか楽しみにしたい。
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