南北を貫く路線開業で利便性増強! 長春地下鉄1号線開業に伴うダイヤ改正(2017年6月30日)

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長春軌道交通は6月30日、プレスリリースにて6月30日に1号線を開業させダイヤ改正を行ったと公表した( 长春地铁1号线来啦!7月底前全程2元乘车 彩練新聞 )。今回はこれについて見ていく。

1. 中国東北部中心都市を南北に結ぶ地下鉄新登場

吉林省の省都長春で地下鉄を運行している長春軌道交通は、17年がかりの建設工事の末、南北に貫く1号線が3号線、4号線に次ぐ3本目の路線として開業した。

6両編成による運行となっているが、時刻表については、昼間は10分間隔で7運用、ラッシュ時は8分間隔で9運用となっている。運行時間は5時15分〜22時00分までとなっており、北京時間ではあるが経度の関係で日の出が早いため朝早く、夜も早く初電・終電が設定されてる。昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を計算していくと、80%となり、中国の他の地下鉄と比べると比較的値は良い。地下鉄なのに10分間隔というと名古屋市交通局の鶴舞線の土休日日中が思い浮かぶが、中国国内の地下鉄としても利便性がまだ足りないように思える。他の都市のこれまでの傾向を見ても、1年以内に増発が行われそうだ。

また、1号線は長距離列車の運行する中国国鉄長春駅とは直接繋がっておらず、現在は長春北駅からの接続となっている。今後長春北駅の南側に3号線との乗り換えも兼ねて長春駅を建設中であり、完成すれば利便性が向上することは間違いないだろう。


2. 結び

中国では毎季のように地下鉄が開業したり延伸し、毎月のようにダイヤ改正を複数行なっている。今後12月に向けて多くの路線で延伸・開業があるかと思われるが、今後どのようなダイヤを組んでいくのか、見守りたいと思う。

コメント

  1. 長谷川 大治 より:

    長春北駅ではなく、長春駅北ではないですか。
    なので、国鉄長春駅と接続していると見られます。

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