車両増備で本数倍増へ! 重慶軌道交通6号線ダイヤ改正(2017年11月20日) 重庆轨道交通6号线调图

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重慶軌道交通は11月17日、プレスリリースにて11月20日に6号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 6号线发车间隔后天起缩短至3分50 )。今回はこれについて見ていく。

1. 運転間隔短縮で昼間は倍増へ

今回の2017年11月20日重慶軌道交通ダイヤ改正では、地下鉄6号線にて車両増備が行われたことによりダイヤ改正を実施する。重慶軌道交通は主に跨座式モノレールが多いが、6号線は地下鉄として建設された。今回のダイヤ改正に合わせ地下鉄6号線本線では平日は32運用から37運用に5運用増加、土休日も23運用から27運用に増加された。

ダイヤ改正内容を見ていくと、茶園~上新街~光電園間の区間運転列車を茶園~上新街~光電園~蔡家間に延長することとなった。上新街~光電園~蔡家~北碚間の区間運転列車は据え置かれ、初終電を除き終日1対1で運転されていることから、光電園~蔡家間では運転本数が倍増することとなり、平日朝ラッシュ時は7分40秒間隔から3分50秒間隔に、平日夕ラッシュ時は8分20秒間隔から4分10秒間隔に、平日及び土休日昼間は10分40秒間隔から5分20秒間隔へ短縮された。これから昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を計算すると78.1%のまま変わりはないが、今回本数が倍増された光電園~蔡家間の所要時間は10分であることから、平日朝ラッシュ時でも4運用増やせばよかったように思う。なお、今回のダイヤ改正は2つある運行系統のうち1つが延長しただけであり、運転間隔の再編や初終電の変更は実施されない。




また、地下鉄6号線本線と礼嘉で接続する地下鉄6号線国博支線が終日運転間隔が10分間隔であることから、昼間においては本線より支線の方がやや運転間隔が広く、接続となる礼嘉で最大10分待ちということもあった。これが今回のダイヤ改正で光電園~蔡家間で列車が倍増され、その中に国博支線と乗り換えられる礼嘉があることから、国博支線へのアクセスも大幅に改善されることとなった。これは、日本でいうと東京メトロ丸ノ内線の方南町支線のようなもので、新宿行きだと中野坂上まで行かないので乗り換えられないが、新中野行きに延長できれば中野坂上まで届くので、分岐線の運転本数が据え置きとなっても方南町方面への利便性向上が図られることとなる。今回の重慶軌道交通6号線の本線の区間運転列車の延長は間接的に国博支線の利便性を向上させることとなった。


2. 結び

今回の2017年11月20日重慶軌道交通ダイヤ改正では、地下鉄6号線で運転系統が一部延長されたことにより、一部区間で列車が倍増した。また列車増発に伴い礼嘉連絡での国博支線へのアクセスも飛躍的に向上した。今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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