中国鉄路瀋陽鉄路集団公司は2019年1月29日、プレスリリースにて2019年1月5日にダイヤ改正を行うと公表した( 2019年3月16日(土)ダイヤ改正を実施します )。今回はこれについて見ていく。
1. 新型特急車両投入で所要時間短縮へ
今回の2019年1月5日中国鉄路重慶・蘭州鉄路集団公司ダイヤ改正では、新型車両CR200Jが導入された。
蘭州~重慶北間でCR200J運用の列車が2往復増発し、これまでの最短9時間58分運転から6時間48分運転に短縮することとなった。
ただ運賃は快速列車の115元(約1,840日本円)から動車列車の222元(約3,550日本円)に値上がりしており、ほぼ2倍となっている。
ただこれまで高速新線の開業や路線の改良による高速列車CRH乗り入れ化で高速化を図っており、済南~青島に限れば在来線の他に中速線と高速線まである始末だが、今回の新型車両導入による所要時間短縮が図られることとなった。社会主義のため全国を均等に開発しなければいけないが、より手短にD列車(動車列車)を運転させるために低コスト政策に踏み切ったのではないだろうか。
逆を言えば、重慶~蘭州間の高速新線の整備はなさそうだ。
2. 結び
今回の2019年1月5日中国鉄路重慶・蘭州鉄路集団公司ダイヤ改正では、蘭渝線に新型車両CR200Jが導入されることにより、所要時間短縮が図られた。
今後CR200J導入による高速化及び値上げが他の線区でも図られるのか、蘭渝線でほかの快速列車の置き換えも進むのか、見守ってゆきたい。
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