叡山電鉄は2021年10月22日、プレスリリースにて11月に秋ダイヤを実施すると公表した( 11月6日(土)~28日(日)に「秋ダイヤ」を実施します )。今回はこれについて見ていく。
1. 行楽シーズンで増発へ!
今回の2021年11月叡山電鉄秋ダイヤ運転では、臨時ダイヤの設定により増発を図る。
今回の臨時ダイヤでは2021年11月13日~11月28日の土休日、出町柳~鞍馬間及び出町柳~八瀬比叡山口間のそれぞれ15分間隔運転を約13分間隔運転に短縮する。これにより輸送力が13.7%増加することとなった。
ただ鞍馬発着は概ね13分間隔で均等運転なのに対し、八瀬比叡山口発着は10~16分間隔とバラつきがある。
13分サイクルダイヤとなると、出町柳で連絡する京阪電鉄(概ね15分サイクルダイヤだが、快速急行を入れると30分サイクルダイヤ)と合わなくなってしまう。そう考えると輸送力は増加しているものの、京都市内各所への接続は考慮していないようだ。
なお出町柳で連絡する京阪電鉄は秋に快速特急洛楽や中之島始発終着の特急を増発していたが、2020年度に引き続き2021年度も実施しないこととなった。まあ輸送量的に特急毎時4本で十分なところ京阪間先着の快速急行も毎時2本運転していることから、輸送には問題ないと判断したのだろう。
2. 結び
今回の2021年11月叡山電鉄秋ダイヤ運転では、臨時ダイヤの設定により輸送力増強を図った。
今後叡山電鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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