JR西日本は2024年12月13日、プレスリリースにて2025年3月15日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこのうち北陸新幹線について見ていく。
1. 北陸新幹線「かがやき」増発で最大毎時3本運転へ!
今回の2025年3月15日北陸新幹線ダイヤ改正では、最速達列車「かがやき」の臨時列車を増発する。
今回のダイヤ改正で臨時「かがやき」を2往復増発する。内訳は早朝の東京6時24分発「かがやき545号」金沢行き、東京17時48分発「かがやき537号」金沢行き、金沢17時49分発「かがやき592号」上野行き、金沢21時06分発「かがやき546号」東京行きの2往復4本となっている。
2024年3月16日北陸新幹線敦賀延伸で東京~石川県・福井県方面の利用が増えたことで着席率が増加、三連休以上の連休のみならず土日も全車指定席の「かがやき」では運びきれない日も発生していることから増発するに至った。17時台のほか、東京発早朝や東京着深夜にテコ入れをしている。
実際17時台に運転する金沢17時49分発「かがやき592号」上野行きはほぼ毎週日曜日に運転している。おかげさまでほぼ毎週日曜日は金沢発東京方面「かがやき」を1時間に3本運転しているのである。
一方東京17時48分発「かがやき537号」金沢行きは2025年3月~6月の期間中3月20日~21日、3月24日~3月27日の6日間しか運転しない。
また早朝の東京6時24分発「かがやき545号」金沢行きは5月3日のみ、金沢21時06分発「かがやき546号」東京行きは5月5日~6日のみとゴールデンウィークのみの運転となっている。
とはいえほかの臨時列車の運転日が増えていること、満席であっても停車駅の多い「はくたか」であればたいてい自由席で座れることから問題ないだろう。
これにより北陸新幹線最速達列車「かがやき」は定期列車10往復のほか、臨時列車を10往復から12往復に増強した。
2. 「つるぎ」朝の富山始発1本増加へ!
また今回の2025年3月15日北陸新幹線ダイヤ改正では、富山~敦賀間運転の「つるぎ」での変化がある。
金沢8時40分発途中福井のみ停車の「つるぎ11号」敦賀行きを富山8時16分発敦賀行きに延長する。これにより土曜日に「つるぎ」「サンダーバード」増発時に金沢→大阪間は金沢8時台発3本運転があるにもかかわらず富山始発はそのうち1本しかなかったところ、毎日2本設定することで土曜日の着席保証を向上する。
なお富山14時30分発速達型「つるぎ27号」敦賀行きを金沢14時55分発に短縮する。まあすぐ後続に富山14時39分発全駅停車の「つるぎ29号」敦賀行きがいることからあまり影響はないだろう。
3. 朝の「つるぎ」で自由席増車へ!
また今回の2025年3月15日北陸新幹線ダイヤ改正では、朝の「つるぎ」1本で自由席を増車する。
今回のダイヤ改正では新幹線定期FREXの利用が多い富山7時23分発「つるぎ7号」敦賀行きをの3号車を指定席から自由席に変更、自由席を1両増車する。
なおほかの「つるぎ」の自由席は1号車と2号車のみのまま変わりない。
4. 結び
今回の2025年3月15日北陸新幹線ダイヤ改正では、前年の敦賀延伸で利用者が増え満席列車が増えたことから、最速達列車「つるぎ」で臨時列車枠を2往復増加し日曜日や多客期の着席サービスを向上させるに至った。
今後北陸新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年3月ダイヤ改正について – JR西日本金沢支社
コメント