福岡市交通局は2023年7月25日、プレスリリースにて8月19日に地下鉄七隈線でダイヤ改正を行うと公表した( 地下鉄七隈線のダイヤ改正を実施します! )。今回はこれについて見ていく。
1. 博多延伸に向け増発へ!
今回の2023年8月19日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正では、2023年3月27日の地下鉄七隈線博多延伸以来約4か月半ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では、地下鉄七隈線博多延伸に伴う想定を上回る旅客をさばくため、平日朝夕に増発を図ることとなった。
それでは今回の2023年8月19日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正でどのような増発を行うのか、時間帯別に見ていこう。
まずは平日朝。最短3分30秒間隔から3分15秒間隔に短縮し、2往復増発する。これにより輸送力を7.7%増加する。3分15秒間隔で運転するのは橋本7時38分発から8時14分発となっており、それより前の時間帯は3分30秒間隔から4分間隔に伸ばしている。このため運用数は18のまま変わらない。
これにより平日朝は1時間あたり最大16本から17本に増発することとなった。
次に平日夕方。博多17時台〜18時台発を6分間隔(毎時10本)から5分間隔(毎時12本)に短縮し4往復増発する。これにより輸送力を20.0%増加することとした。
平日・土休日昼間は7分30秒間隔のまま変わらないため、昼夕輸送力比は80.0%から66.7%に適正化している。昼間も利用は増えているがほとんどの区間で座れるので増発は行わなかったのだろう。
この増発により地下鉄七隈線は平日は160往復から166往復に6往復増発することとなった。
なお土休日は運転本数は変えないものの、運転時刻を一部変更することとなった。
地下鉄七隈線の博多延伸によって大きく需要が伸びているようだ。
4. 結び
今回の2023年8月19日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正では、博多延伸による想定以上の利用があったため急遽増発することとなった。
今後も利用が伸びるであろう福岡市地下鉄七隈線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。
コメント