福岡市交通局は2024年2月26日、プレスリリースにて3月16日に地下鉄七隈線でダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 平日朝増発で最短3分間隔へ!
今回の2024年3月23日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正では、2023年8月19日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正以来約7か月ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では平日朝夕に増発を行う。
橋本7時38分発から8時10分発まで3分15秒間隔で運転していたところ、今回のダイヤ改正より橋本7時44分発から8時11分発まで3分00秒間隔に短縮することとした。これにより最大毎時17本から18本に増発、輸送力は8.3%増加している。
またオフピークの橋本6時台発と9時台発に各1往復ずつ増発、平日朝に3往復増発することとした。
これにより運用数が18から19に増加している。まだ車両増備していないことからどうやら予備車を3本から2本に削減したようだ。
また平日夜間は博多19時台発で1往復増発している。
これにより地下鉄七隈線は平日166往復から170往復に4往復増発することとなった。
2. 土休日に終日増発で白紙ダイヤ改正へ!
今回の2024年3月23日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正では、土休日ほぼ終日にわたり増発を図る。
これまで土休日はほぼ終日7分30秒間隔(毎時8本)での運転だった。が、今回のダイヤ改正より終日にわたり運転間隔を短縮し増発、時間帯ごとに異なる運転間隔で運転することとした。
まずは土休日朝8時台はこれまで7分30秒間隔だったところ、5分間隔に短縮する。これにより輸送力が50.0%増加する。
次に土休日昼間は7分30秒間隔だったところ、7分00秒間隔に短縮する。これにより輸送力が7.1%増加する。なおこの増発により土休日昼間の運転間隔が60の約数ではなくなるためパターンダイヤが崩れる。
さらに土休日夕方は7分30秒間隔だったところ、6分間隔に短縮する。これにより輸送力が25.0%増加する。
おかげさまで土休日は終日にわたり運転間隔を短縮し輸送力を増強、土休日朝に至っては輸送力1.5倍の破格の大増発である。
これにより地下鉄七隈線では土休日は138往復から150往復に12往復増発することとなった。
福岡市交通局では今後、空港線用新型車両4000系を当初の予定より6両編成1本増投入する予定のほか、七隈線用にも3000A系をさらに4両編成4本を増投入し平日朝の混雑緩和を図る見込みだ。
3. 結び
今回の2024年3月23日福岡市地下鉄七隈線ダイヤ改正では、予備車を減らし1運用増加することで平日朝に最短3分間隔で運転するようになったほか、土休日もほぼ終日にわたり増発を図ることで混雑を緩和することとした。
車両増備を今後も図る中、福岡市地下鉄七隈線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。
関連情報:地下鉄七隈線のダイヤ改正を実施します! – 福岡市交通局
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