福州地下鉄は2017年12月21日、WEB版新聞記事にて12月23日に平日夕ラッシュ時のダイヤ改正を行うと公表した( 地铁1号线行车间隔将调整 )。また福州地下鉄は2018年1月5日、プレスリリースにて1月6日に終電延長によるダイヤ改正を行うと公表した( 关于福州地铁1号线延长运营时间的公告 )。今回はこれらについて見ていく。
1. 昼間と平日夕ラッシュ時に増発
今回の2017年12月23日福州地下鉄ダイヤ改正では、唯一の営業路線である地下鉄1号線でダイヤ改正を実施した。
福州地下鉄1号線は象峰~福州駅~福州南駅に及ぶ全長24.8km、21kmの路線で、最高速度80km/hで運転され全線所要時間45分で結ぶ。途中には高速列車CRH含む中国鉄路に乗り換えられる福州駅や福州南駅があり、市街地からの中国鉄路アクセスに重宝している。
平日夕ラッシュ時は7分間隔から6分15秒間隔に短縮され12.0%輸送力が増強されたほか、昼間も平日・土休日とも10分間隔から8分20秒間隔に短縮され、20%輸送力が増強された。昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を計算すると70%から75%へ変化し、適正範囲内に収まっている。なお、平日朝ラッシュ時は6分45秒間隔のまま据え置かれることとなり、平日夕ラッシュ時の方が平日朝ラッシュ時より運転本数が多くなることとなった。
2. 終電延長実施へ
また2018年1月6日福州地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線で終電延長を実施した。
これまで象峰発福州南駅行き最終は象峰22時30分発であったが、今回の終電延長で終電が象峰23時00分発となり30分繰り下がることとなった。また福州南駅発象峰行き最終は福州南駅22時30分発であったが、今回のダイヤ改正で同様に終電が福州南駅23時00分発となり、こちらも30分繰り下がることとなった。
3. 結び
今回の2017年12月23日及び2018年1月6日福州地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線で昼間を含めほぼ全時間帯で増発を実施したほか、終電の延長も実施された。今後地下鉄1号線は2020年に福州南駅~三江口間を延伸開業する予定であり、福州地下鉄ではそのほかにも多くの路線を開業する計画があり、工事が進んでいる。今後福州地下鉄がどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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