杭州地下鉄は2018年10月21日、WEB版新聞記事にて10月22日にダイヤ改正を行うと公表した( 杭州调整地铁早晚班运行和间隔时间 上班族看过来 )。今回はこれについて見ていく。
1. 地下鉄1号線で平日朝夕ラッシュ時増便も土休日減便
今回の2018年10月22日杭州地下鉄ダイヤ改正では、すでに開業している3路線ともにダイヤ改正を実施する。
まずは地下鉄1号線。これまで平日朝夕ラッシュ時は湘湖~客運中心間で最短2分50秒間隔であったが、今回のダイヤ改正で最短2分30秒間隔に短縮されることとなった。これにより輸送力が13.3%増加することとなった。
また地下鉄1号線は客運中心で二股に分岐するが、湘湖発着のうち3本中2本が乗り入れるであろう客運中心~下沙江浜間では最短2分50秒間隔から2分30秒間隔に、湘湖発着のうち3本中1本が乗り入れるであろう客運中心~臨平間は7分50秒間隔から最短7分30秒間隔にそれぞれ短縮された。
一方、土休日朝夕ラッシュ時は臨平発着の一部を下沙江浜発着に振り替えることとなった。
2. 地下鉄2号線で平日朝夕ラッシュ時減便
また今回の2018年10月22日杭州地下鉄ダイヤ改正では、2017年12月27日ダイヤ改正以来約10か月ぶりに地下鉄2号線でダイヤ改正を実施した。
今回のダイヤ改正では、平日朝夕ラッシュ時に2分30秒間隔で運転する時間帯を短縮、一部で3分50秒間隔に広げることとなった。
ただ、3路線とも平日朝夕ラッシュ時の時間帯を同じ時間帯で記載してしまっているため、果たしてどの時間帯でどの運転間隔なのかを判定するのが困難である。路線ごとに時間帯を指定して記載してくれないのだろうか。
3. 地下鉄4号線で平日朝夕ラッシュ時増便
また今回の2018年10月22日杭州地下鉄ダイヤ改正では、2018年1月9日ダイヤ改正以来約9か月半ぶりに地下鉄4号線でダイヤ改正を実施した。
今回のダイヤ改正では、平日朝夕ラッシュ時の運転間隔が3分30秒間隔から3分間隔に短縮され、輸送力は16.7%増加することなった。
平日昼間は5分50秒間隔のまま変わりないことから、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は60.0%から51.4%に変化することとなった。
4. 結び
今回の2018年10月22日杭州地下鉄ダイヤ改正では、3路線全てでダイヤ改正が実施され、平日朝夕ラッシュ時を中心に変更が行われた。
ただオフピークや昼間の増発には至っておらず、どの路線もまだまだダイヤに改善の余地があるように思う。
今後路線の拡大とともに杭州地下鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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