阪急電鉄は2024年12月13日、プレスリリースにて神戸線と宝塚線で2025年2月22日にダイヤ改正を行うとと公表した。今回はこのうち神戸線について見ていく。
1. 10両運転廃止で8両統一へ!
今回の2025年2月22日阪急電鉄ダイヤ改正では、神戸線ででダイヤ改正を行う。
まずは平日朝。10両運転の塚口停車の通勤特急を8両に減車する。これにより増結用2両編成はすべて他線転属となる。おそらく今後行うであろう箕面線・嵐山線ワンマン用に転用するのだろう。
なお混雑分散の必要がなくなるため神戸三宮始発の8両特急を塚口停車の通勤特急に格下げる。
また準特急の10両から8両への減車に伴う輸送力補完として、通勤特急改め快速を2本、宝塚始発今津線経由準急大阪梅田行きを1本増発する。
また平日夕方の大阪梅田発特急新開地行きは塚口・六甲停車の準特急に格下げする。なお大阪梅田~神戸三宮間の所要時間に変更はない。
2. 通勤急行塚口通過化で快速に変更へ!
また今回の2025年2月22日阪急神戸線ダイヤ改正では、通勤急行を快速に変更する。
通勤急行は塚口~新開地間を各駅に停車するが、今回のダイヤ改正より塚口を通過とし快速に変更する。なお塚口通過の救済として通勤急行改め快速運転時間帯の特急を平日朝は塚口停車の通勤特急に、平日夜は塚口・六甲停車の準特急に格下げる。
また西宮北口での通勤特急の待ち合わせを取りやめ全区間先着とする。これにより10両から8両に減車した通勤特急や特急から塚口停車の通勤特急への格下げによる混雑分散を図り、特に通勤時間帯は塚口停車の通勤特急と塚口通過の快速で千鳥停車を図ることとした。
なお阪急神戸線では武庫川新駅の設置を予定している。武庫川新駅ができればその分旅客が増えることから、塚口通過の快速を停車させることで車内混雑をできるだけ分難させる狙いがあるのだろう。
このほか阪急神戸線では平日大阪梅田23時30分以降に普通西宮北口行きを2本増発、おおむね10分間隔で普通列車を来るようにする。
3. 結び
今回の2025年2月22日阪急神戸線ダイヤ改正では、10両運転を取りやめ8両に減車するほか、通勤急行を塚口通過の快速に変更することで通勤特急・準特急と千鳥停車を図ることとした。
今後阪急神戸線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年2月22日(土)初発より 阪急神戸線・宝塚線でダイヤ改正を実施します – 阪急電鉄
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