広島電鉄は2024年3月7日、プレスリリースにてにて3月25日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 単車を連接車に置き換え減便へ!
今回の2024年3月25日広島電鉄ダイヤ改正では、2023年10月16日広島電鉄ダイヤ改正以来約5か月ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では、単車運用を減らして連接車に置き換える。これに合わせ減便も図り、1号線と5号線で単車2本を連接車1本で置き換えることとした。
ただ、連接車の輸送力は単車1.5両分程度となっているため、輸送力としては微減となっている。
2. 終車を繰り上げ運転時間帯大幅短縮へ!
今回の2024年3月25日広島電鉄ダイヤ改正では、終車を繰り上げて営業時間を大きく短縮する。
今回のダイヤ改正では3号線・5号線・9号線・宮島線で終車を早める。
まずは3号線。2023年7月24日広島電鉄ダイヤ改正で昼間の運転が消滅し朝夕のみの運転となったが、今回のダイヤ改正でさらに減便を図る。
これまで平日朝は広電西広島8時36分発日赤病院前行きが朝の最終便だったが、今回のダイヤ改正より広電西広島8時06分発に30分繰り上げる。ただし平日朝の運転本数に変わりはないことから利用の多い時間に列車を動かしたということになるだろう。
また平日夜間は広電本社前20時29分発広電西広島行きが終車だったところ、今回のダイヤ改正より広電本社前19時02分発に約1時間半も終車を繰り上げている。
また広島駅と広島港を結ぶ5号線では、広島駅22時13分発広島港行き終車を広島駅22時05分発に8分繰り上げるほか、広島港22時10分発広島駅行き終車を広島港21時50分発に20分繰り上げる。
さらに八丁堀~白島間運行の9号線では終車を30分繰り上げ、八丁堀21時00分発白島行きを最終とする。
また宮島線はJR山陽本線最終から連絡する広電西広島24時17分発商工センター前行き最終を廃止、終車を32分繰り上げ広電西広島23時45分発広電廿日市行き最終を終電とする。
このほか1号線では連接車も終日ワンマン化することとなった。
5. 結び
今回の2023年10月16日広島電鉄ダイヤ改正では、単車を連接車に置き換え減便したことで運用数を削減することとなったほか、完全ワンマン化により人件費を削減することとなった。
今後広島駅周辺で線形改良を行う広島電鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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