広島電鉄は2025年3月12日、プレスリリースにて2025年3月24日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 土休日昼間に増発へ!
今回の2025年3月24日広島電鉄ダイヤ改正では、広島駅新駅ビルミナモア開業で利用増加が見込まれることから、広島駅発着の系統で増車増便を図る。
まずは1号線。連接車で運転する本数を99本から120本に増加し輸送力を増強する。
次に2号線・宮島線。土休日昼間を約10分間隔から約9分間隔に短縮、輸送力を11.1%増加する。
最後に6号線。約14分間隔から12分間隔に増発し輸送力を16.7%増加する。
ただこれらの増発は2020年ごろからの減便のうち一部を復便したにすぎない。2025年8月3日には広島駅駅ビル直結の駅前大橋線開業で所要時間を4分短縮、同じ運用数でさらなる増発が可能になることからそこでの増発や増車列車の増加でさらなる復便を図る可能性はあるだろう。
2. 川口駅に上野東京ライン停車で運転本数維持へ!
いやむしろ川口駅に宇都宮線・高崎線が増停車するおかげで宇都宮線と高崎線の運転本数が保たれるかもしれない。
というのも宇都宮線・高崎線ともに年々利用者が減少傾向にあり、宇都宮線では5年に1回程度平日朝に1本ずつ減便しているほか、宇都宮線・高崎線ともに2021年3月13日JR東日本ダイヤ改正で毎時1本減便している。今後も人口減少が進めばさらに毎時1本ずつ減便し大宮以北は湘南新宿ラインと合わせて昼間毎時4本のみの運転となってもまったくおかしくない。
が、もし川口駅に増停車するようになれば、その分乗客が乗ってくれるので車内が適度に混み減便対象から外れる可能性が高い。
実際西鉄久留米以南の福岡県筑後地域の人口減少が激しい西日本鉄道では、正直特急は毎時1本でも運びきれるほどにまで減っているのだが昼間毎時2本運転を維持するため大橋・春日原に増停車することにより西鉄福岡(天神)発車時点での乗客数を保ち突けることで特急の毎時2本運転を維持している。これと同様に川口駅に増停車することで大宮以北の宇都宮線・高崎線の運転本数を守れるのではないか。そう考えると川口駅への上野東京ラインの停車は埼玉県の広い範囲にわたって恩恵があるのではないだろうか。
むしろ2020年から2023年にかけて旅客が大幅に減ったのに未だに混んでいる湘南新宿ラインを停めてしまうとさらに車内が混むし、むしろ配線の関係上増発が難しい。このため湘南新宿ラインではなく上野東京ラインとしたのかもしれない。
3. 羽田空港アクセス線開業で川口駅から羽田空港に直通電車運転か!
また今回の2040年以降JR東日本大宮支社ダイヤ改正により上野東京ラインが川口駅に停車することにより、
6. 結び
今回の2025年3月15日JR北海道ダイヤ改正では、特急「北斗2号」で停車駅を削減し五稜郭通過の特急列車が復活したほか、キハ150系統一により国鉄キハ40系が引退、高速化を図り利便性が向上した。
今後JR北海道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年3月24日(月) 広電電車ダイヤ改正について – 広島電鉄
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