運用交換で郊外電車アクセス改善へ! 伊予鉄道市内電車ダイヤ改正(2022年11月1日)

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運用交換で郊外電車アクセス改善へ! 伊予鉄道市内電車ダイヤ改正(2022年11月1日)

伊予鉄道は2022年10月17日、プレスリリースにて11月1日にダイヤ改正を行うと公表した( 市内電車ダイヤ改正についてのお知らせ(11/1~) )。今回はこれについて見ていく。

1. 松山市発着の増発へ!

今回の2022年11月1日伊予鉄道ダイヤ改正では、2021年3月1日伊予鉄道ダイヤ改正以来1年8か月ぶりに市内電車でダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では3系統松山市駅線及び5系統JR松山駅前線の2系統でダイヤ改正を行う。

まずは3系統松山市駅線。今回のダイヤ改正より昼間以降は12分間隔(毎時5本)から10分間隔(毎時6本)に短縮し、毎時1本増発することとなった。これにより輸送力を20.0%増強することとなった。

そもそも前回の2021年3月1日伊予鉄道ダイヤ改正までは3系統松山市駅線は昼間以降10分間隔(毎時6本)で運転していたため、1年8か月ぶりに復便したと言った方が正しいだろう

なお松山市駅を発着する伊予鉄道郊外電車は昼間以降15分間隔(毎時4本)での運転となっている。そう考えると今回の市内電車の増発による10分間隔化は12分間隔よりも乗り換え時間が安定していることから、接続強化と言えるだろう。




2. JR松山駅前発着の減便へ

今回の2022年11月1日伊予鉄道ダイヤ改正では、5系統JR松山駅前線でもダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正で5系統JR松山駅前線は昼間以降12分間隔(毎時5本)から15分間隔(毎時4本)に減便し、輸送力を20.0%削減することとなった。

こうして今回のダイヤ改正では昼間以降の5系統JR松山駅前線のうち毎時1本を3系統松山市駅線につけかえることとなった

もっとも松山市の中心部である大街道へは3系統松山市駅線でも行けるし、JR松山駅利用者は伊予鉄道松山市駅利用者よりも少ないこと、松山近郊を結ぶ伊予鉄道郊外電車との乗り換えや伊予鉄道全体の収益性を考えても松山市発着便の増発とJR松山駅前発着便の減便は需要からするとなるべくしてなったと言っていいだろう。

これにより道後温泉から市役所前・大街道方面へは3系統松山市駅線及び5系統JR松山駅前線が合わせて毎時10本には変わらないものの、4~8分間隔から2~10分間隔にかたよることとなった。

伊予鉄道では2021年12月1日に市内電車の運賃を170円均一から180円均一に値上げした。が、総じて運転本数をほぼ据え置くということは、今後の大きな減便は考えにくいのではないだろうか。


3. 結び

今回の2022年11月1日伊予鉄道ダイヤ改正では、3系統松山市駅線及び5系統JR松山駅前線の2系統でダイヤ改正を行うこととなった。

今後伊予鉄道でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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