中日新聞は2023年9月28日、プレスリリースにて10月1日にJR東海関西線で運用変更を行うと公表した。今回はこれから2024年3月実施予定のJR東海東海道線・武豊線ダイヤ改正について予測していく。
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1. 名鉄の運賃値上げでJR東海運賃割安で利用者増加か!
2023年10月1日JR東海運用変更では、関西線で運用変更を行った。
これは関西線自体は基本的に環境を変えていなかったのだが、並走する近鉄名古屋線が2024年4月鵜1日運賃改定により約20%値上げ、運賃改定を行わなかったJR東海関西線が相対的に割安となり運転本数の多かった近鉄名古屋線の乗客の一部が安いJR関西線利用に移動、混雑するようになったため車両運用を変更したに至る。
また名古屋都市圏では2024年3月16日に名古屋鉄道で運賃を改定し約10%値上げを図る。JR東海でも鉄道駅バリアフリー料金制度導入に伴い10円値上げするがJR東海の方が安くなる区間が多いため、乗客がや安さを求めて名鉄からJR東海に移動してもおかしくはない。
そこで今回は2024年3月16日ダイヤ改正以降旅客増加が見込まれるJR東海各線でどのようなダイヤ改正を実施するのか予測していこう。
2. 単線の武豊線で名古屋直通増強か!
まずは武豊線。
名古屋~半田間はJR東海武豊線も名鉄河和線も680円であるが、2024年3月16日運賃改定以降はJR東海武豊線は690円なのに対し名鉄河和線は750円に値上げする。名鉄特急なら30分でつけるところ、武豊線区間快速は40分かかるため名鉄利用が多いが、運賃が60円差がついたら多少は流れてもおかしくはない。
また名古屋~武豊間はJR東海武豊線は770円、名鉄河和線は750円であるが、2024年3月16日運賃改定以後はJR東海武豊線は780円、名鉄河和線は830円となりJR東海武豊線の方が安くなる。
そうなるとJR東海武豊線の利用者が増えてもおかしくなさそうだ。
ただ、武豊線は朝夕こそ区間快速として名古屋まで乗り入れているが、昼間は大府どまりで東海道線快速に乗り換えなくてはならない。そうなると旅客増加を見越して昼間も名古屋直通の武豊線区間快速を毎時2本設定するのではないだろうか。
3. 武豊線名古屋直通増強で東海道線特別快速増発へ!
次に東海道線。豊橋~名古屋~岐阜間で名鉄名古屋本線と競合している。名古屋鉄道ぬん沈改定により名鉄名古屋本線も約10%値上げするため、安さを求めてJR東海道線に移動する人は出るだろう。
昼間は新快速毎時2本、快速毎時2本、普通毎時4本を運転している。一方夕方は特別快速毎時2本、新快速毎時2本、普通毎時4本としている。
これは夕方は武豊線区間快速が共和・大府に停車することで昼間の快速停車分を夕方は武豊行き区間快速で補えるため、刈谷・豊橋方面の東海道線快速は共和・大府通過の特別快速に格上げすることで混雑分分散と高速化することができている。
もし昼間も名古屋発着の武豊線区間快速を運転すれば、昼間も東海道線で特別快速を運転することができる。そうなれば名鉄名古屋線から東海道線に移ってくる旅客を乗せても運びきることができそうだ。
4. 結び
今回の2024年3月16日JR東海ダイヤ改正では、名古屋鉄道の運賃値上げにより旅客がJR東海道線や武豊線に移動し増発を図る可能性がある。
今後JR東海が在来線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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