大曲の花火臨時列車運転で夜行普通列車と24時越え秋田新幹線運転へ! JR東日本秋田支社臨時列車運転(2024年8月)

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大曲の花火臨時列車運転で夜行普通列車と24時越え秋田新幹線運転へ! JR東日本秋田支社臨時列車運転(2024年8月)

JR東日本秋田支社は2024年7月5日、プレスリリースにて2024年8月31日開催の大曲の花火臨時列車を公表した。今回はこれについて見ていく。

1. 秋田新幹線26時まで運転へ!

今回の2024年8月JR東日本秋田支社臨時列車運転では、大曲の花火に合わせ臨時列車を多数運転する。

まずは秋田新幹線「こまち」。盛岡~大曲間、大曲~秋田間の在来線区間のみを走る「こまち」を多数運転し帰りも大曲発盛岡行き特急「こまち」を30分~2時間に1本程度運転する。大曲から秋田行き最終は24時37分発、盛岡行き最終は24時58分発となっている。なお盛岡始発終着の特急「こまち」は盛岡駅8番線・9番線の田沢湖線在来s年ホームから発着すし、大曲発盛岡行き「こまち」は途中雫石と盛岡にしか停車させないことで岩手県へ帰る人専用列車としている。

また仙台~秋田間でも臨時列車を運転する。仙台行き最終は大曲22時19分発秋田新幹線「こまち288号」仙台行きとなっているが、大曲駅混雑の影響で例年30分程度遅れて仙台に到着することが多い。それだけ多くの人が大曲駅に押し寄せる一大イベントとなっている。

時刻詳細は以下の通り。




2. 田沢湖線普通列車も多数運転へ!

また今回の2024年8月JR東日本秋田支社臨時列車運転では、大曲の花火に合わせ田沢湖線でも盛岡~大曲間の直通普通列車を多数運転する。

田沢湖線は岩手県の県庁所在地盛岡駅と秋田県の大曲駅を結ぶ路線で、秋田新幹線「こまち」も通る路線だ。秋田新幹線「こまち」は定期列車だけで1日16往復の運転があるのに対し、県境越えを行う盛岡~大曲間直通の普通列車は1日3往復しか運転がない。もっとも岩手県内や秋田県内ではそれぞれ折り返し列車を運転しているが、岩手と秋田の県境越えへは秋田新幹線「こまち」を利用してほしいということなのだろう。

ただ大曲の花火では秋田新幹線「こまち」だけでは運びきれないため盛岡~大曲間直通の田沢湖線普通列車を大量に設定する。

今回設定する盛岡~大曲間直通普通列車は、盛岡発大曲行き普通列車が4本、大曲発盛岡行き普通列車が5本となっている。いずれも2両編成を2本つなげた4両編成での運転となる。これにより2024年8月31日に限り盛岡~大曲間を普通列車の乗り継ぎだけで8往復確保することとなる。詳細は以下の通り。

このほか角館では秋田内陸縦貫鉄道角館23時00分発普通鷹巣行きに接続する。




3. 北上・一関方面へ北上線キハ100系臨時列車運転へ!

また今回の2024年8月JR東日本秋田支社臨時列車運転では、大曲の花火に合わせ北上線でも臨時列車を運転する。

大曲から奥羽本線横手・湯沢方面院内まで臨時普通列車をおおむね20分~30分間隔で運転する。秋田方面普通列車は帰りに8本しか運転しないのに横手・湯沢方面は10本も運転するほどの大盤振る舞いだ。詳細は以下の通り。

また横手では北上線に接続する。横手からの北上線列車は横手23時06分発北上経由一ノ関行き、横手24時30分発北上経由一ノ関行きの2本となっている。いずれも相野々、小松川、黒沢、ゆだ高原、ほっとゆだ、和賀仙人、横川目、藤根、北上、水沢、前沢、一ノ関と主要駅のみ停車で、キハ100系気動車2両編成による運転となる。

このほか岩手県内では東北本線で盛岡発北上行きを2本設定し田沢湖線経由での盛岡~北上間の救済を図る。詳細は以下の通り。




4. 新庄方面への運転は路線不通により運休へ

また今回の2024年8月JR東日本秋田支社臨時列車運転では、大曲の花火に合わせ臨時列車を運転している。

臨時列車の運転は例年奥羽本線では南は山形県の新庄駅まで、北は秋田県内大館駅まで運転している。例年新庄行き列車を2本設定するのだが、奥羽本線は2024年7月25日から県境区間の新庄~院内間で運転を見合わせており、運転再開の見通しは立っていない。

また8月23日より山形県内新庄~真室川間では代行バスの運行を再開したが、県境区間となる真室川~院内間ではいまだに代行運行も確保していない。もっとも県境のため高校生の利用がほとんどないことが原因のようだが、県境区間に代替交通を設定しないということはもはや長距離輸送をメリットとする鉄道での復旧の必要性はないととらえているのではないだろうか。

そう考えると奥羽本線新庄~院内間は廃止を目論んでいるのかもしれない。




5. 奥羽本線で夜行普通列車運転へ!

また今回の2024年8月JR東日本秋田支社臨時列車運転では、奥羽本線でも臨時列車を増発する。

大曲から秋田方面へは奥羽本線普通列車を8本、特急「こまち」を6本増発する。このうち奥羽本線普通列車2本は秋田を越えて東能代・大館まで運転する。

今回運転するのは大曲23時00分発普通東能代行きと大曲24時27分発秋田経由普通大館行きとなっている。このうち普通大館行きは終点大館に3時07分に到着する夜行普通列車となっている。701系5両編成で運転する。詳細は以下の通り。


6. 結び

今回の2024年8月JR東日本秋田支社臨時列車運転では、大曲の花火に合わせ臨時列車を運転することとなった。

今後JR東日本でどのような臨時列車を設定していくのか、そして奥羽本線新庄~院内間は運転再開するのか、見守ってゆきたい。

2024年3月鉄道ダイヤ改正まとめはこちら!

関連情報:大曲の花火臨時列車のお知らせ – JR東日本秋田支社

関連情報:大曲の花火臨時列車のお知らせ – JR東日本盛岡支社

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