只見線快速増発へ! JR東日本仙台支社・新潟支社臨時列車運転(2023年3月~5月)

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只見線快速増発へ! JR東日本仙台支社・新潟支社臨時列車運転(2023年3月~5月)

JR東日本東北本部仙台支社は2023年1月20日、プレスリリースにて2023年3月~6月の臨時列車を公表した( 春の臨時列車のお知らせ )。今回はこのうち只見線について見ていく。

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 只見線で臨時列車複数設定へ!

今回の2023年3月~6月JR東日本仙台支社臨時列車運転では、2022年10月1日に全線運転再開した只見線で運転再開後初の大型連休を含む2023年3月~5月に臨時列車を複数運転する。

まずは快速風っこ只見新緑号。キハ40系風っこによる運転で、2011年以前にも設定があった列車である。2023年は4月29日・4月30日・5月3日~7日に運転する。全車指定席で運賃のほかに530円の座席指定券が必要となる。会津若松9時47分発只見行きと只見13時30分発会津若松行きを設定する。

次に快速只見線満喫号。2022年10月の只見線運転再開に合わせ設定した列車で、前回は2022年10月8日~10月23日の土休日に運転した。

今回の運転では快速只見線満喫号は2023年5月13日~5月28日の土休日に運転する。会津若松10時00分発只見行きと只見13時35分発会津若松行きを設定する。前回同様キハ110系3両編成で運転し、うち指定席2両、自由席1両となる。

これらの列車に接続するように、只見~小出間でもキハ110系またはキハE120系2両編成による普通列車の増発を行う。




2. 普通列車の延長運転再開へ!

今回の2023年3月~6月JR東日本仙台支社臨時列車運転では、普通列車の延長運転も行う。

只見線は会津若松~会津川口間は1日6往復の運転があるが、会津川口~只見間および只見~小出間は1日3往復しか定期列車の運転がない。このため2022年11月より混雑しやすい時期に会津川口~只見間で1往復の延長運転を行うほか、それに接続するように只見~小出間でも1往復を増発した

今回の臨時列車運転では快速風っこ只見新緑号と同じ2023年は4月29日・4月30日・5月3日~7日に運転する。

ただし今回の臨時延長運転では増車は行わず、所定通りの2両編成で運転する。また只見~小出間もキハ110系またはキハE120系の2両編成で運転する。




3. 3月に只見線全車自由席快速運転へ!

今回の2023年3月JR東日本仙台支社臨時列車運転では、只見線に全車自由席快速を運転する。

運転するのは会津若松10時15分発快速只見行きと只見13時28分発快速会津若松行きの1往復となっている。これに連絡する列車として小出11時26分発普通只見行きと只見13時27分発普通小出行きを運転する。これにより東京8時52分発上越新幹線「とき309号」全駅停車の新潟行きから浦佐連絡で利用することができる。

運転日は2023年3月4日・5日・11日・12日の4日間となっている。これは鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パスの利用期間が2023年3月2日~3月15日になるのに合わせこのきっぷの利用による只見線の利用が大きく増えると予想されたため期間中の土休日に設定するものである。

快速只見線満喫号と停車駅は同じだが、会津若松始発は運転時刻を15分繰り下げ只見始発は8分繰り上げることで只見~小出間の臨時増発普通列車との乗り継ぎ時間を短縮している。また只見線満喫号は3両中2両が指定席であるがこの臨時快速は全車自由席とすることで、JR東日本パスの指定席利用可能回数を減らすことなく全車利用することができる。

なお途中駅で降りて観光するという需要は見込んでいないため只見線完乗目的のためだけの主要駅停車としたようだ。まあすし詰め状態で全駅でドアが開くよりかは主要駅のみで開いた方が乗客も楽ではあるだろう。

ただ1つ難点なのが、この会津若松~只見間を運転する全車自由席臨時快速は2両編成なのだが、この臨時快速に接続する只見~小出間の列車は全駅停車の1両編成なのである。2両から1両に減車した後の混雑はすさまじいものになるだろう。


4. 結び

今回の2023年3月~6月JR東日本仙台支社臨時列車運転では、只見線で臨時列車を複数設定することとなった。

今後JR東日本仙台支社や新潟支社で只見線臨時列車をどのように設定していくのか、楽しみにしたい。

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