JR東日本千葉支社は2023年10月18日、プレスリリースにてにて11月12日に臨時列車を運転すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 京葉線E233系、館山乗り入れへ!
今回の2023年11月12日JR東日本千葉支社臨時列車運転では、千葉県制150周年記念パレード館山開催に合わせ、臨時列車を増発する。
今回京葉線用E233系10両編成で臨時増発する内房線列車は木更津~館山間の3往復となっている。木更津発館山行きは木更津8時41分発、9時56分発、10時54分発の3本となっている。また館山発木更津行きは館山14時06分発、15時17分発、15時37分発の3本となっている。全列車各駅に停車する。なお京葉線との直通運転は行わない。
なお内房線館山までは11両が乗り入れることができるが、総武線快速用E235系やE217系が選ばれなかったのは館山駅で行われるパレードが京葉線沿線の夢の国によるものであるほか、神奈川県の鎌倉車両センター所属だからのようだ。
2. 内房線で特急より停車駅の少ない快速運転へ!
また今回の2023年11月12日JR東日本千葉支社臨時列車運転では、内房線君津以南で快速列車運転する。
運転するのは木更津10時24分発快速館山行きで、209系6両編成による運転となる。
停車駅は途中君津にしか停車しないことから、君津~館山間ノンストップの運転となる。
内房線では土休日に特急「新宿さざなみ」を運転しているが、君津を出ると浜金谷、保田、岩井、富浦、館山と停車する。一方でこの内房線臨時快速は君津を出ると館山までノンストップ。単線区間のため列車交換の際の運転停車はあるだろうが、君津を出ると館山まで降りられないのである。もはや2015年~2018年に3年間だけ走った内房特快もびっくり。
おかげさまで木更津→館山間の所要時間は特急「新宿さざなみ」で56分のところ、内房線臨時快速は53分で走破してしまう。
かくして2023年11月12日に内房線では特急より速い快速を運転することとなった。
3. 千葉から館山までの直通普通列車昼間に運転へ!
また今回の2023年11月12日JR東日本千葉支社臨時列車運転では、千葉から館山までの直通普通列車を運転する。
内房線千葉~館山間の直通列車は2021年3月12日までは約1時間間隔で設定があったが、2021年3月13日JR東日本千葉支社ダイヤ改正で新型車両E131系を投入した際に原則木更津で系統分割、千葉~館山間の直通列車は夜間の千葉発3本と朝の館山発3本の合計3往復のみとなった。
今回は館山へ向かう人が多くなることから、先述の木更津~館山間臨時列車のほかに、千葉~館山間の臨時直通普通列車を運転することとなった。
今回運転する千葉発館山行き直通列車は、千葉発は7時45分発、8時51分発、9時55分発の3本、館山発千葉行きは館山14時43分発と15時05分発の2本となっている。いずれも209系8両編成での運転となる。
4.安房鴨川またぎの209系普通電車設定へ!
また今回の2023年11月12日JR東日本千葉支社臨時列車運転では、209系による安房鴨川またぎの内房線外房線直通列車も1往復設定する。
そもそも安房鴨川またぎの列車は2021年3月12日まで長期間運転がなかったし、2021年3月13日JR東日本千葉支社ダイヤ改正でE131系が営業運転を開始した際に昼間のE131系2両編成に限り安房鴨川をまたいで上総一ノ宮~木更津間直通運転を行っている。そんな新型車両E131系の特権だった安房鴨川またぎの列車を今回の臨時列車運転では209系で実施することとなった。
今回の臨時列車運転で設定するのは千葉7時10分発安房鴨川経由館山行きと館山14時01分発安房鴨川経由普通千葉行きとなっている。使用車両は209系で8両編成での運転となる。
この列車は千葉~上総一ノ宮間は定期列車として運転しているが、今回の2023年11月12日臨時列車運転で上総一ノ宮~安房鴨川~館山間で延長運転を行う。
5. 結び
今回の2023年11月12日JR東日本千葉支社臨時列車運転では、千葉県制150周年記念パレード館山開催に合わせ千葉県内のJR東日本車両を多く動員して臨時列車を運転することとなった。
2024年3月16日よりJR東日本千葉支社管内のすべての特急列車が全車指定席となる中、今後JR東日本千葉支社でどのようなダイヤ改正を行いどのような臨時列車を運転するのか、見守ってゆきたい。
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