鉄道開業150年に品川~横浜間で朝1分短縮へ! JR東日本横浜支社ダイヤ改正(2022年3月12日)

 4299回閲覧

開業150年で品川~横浜間が朝に1分短縮へ! JR東日本横浜支社ダイヤ改正(2022年3月12日)

JR東日本横浜支社は2021年12月17日、プレスリリースにて2022年3月12日にダイヤ改正を行うと公表した( 2022年3月ダイヤ改正について )。今回はこのうち東海道線、横須賀線、京浜東北線について見ていく。

2022年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 平日朝に減便もスピードアップ!

今回の2022年3月12日JR東日本横浜支社ダイヤ改正では、平日朝の東海道線で所要時間短縮を図る。

東海道線では二宮7時04分発普通上野行きの1本を減便した。

この減便により列車間隔が開いたことから平均運行速度を向上できるようになった。これまで平日朝の横浜→品川間は20分、横浜→東京間は31分かかっていたところ、今回のダイヤ改正より横浜→品川間は19分、横浜→東京間は29分にそれぞれ短縮した。

もっとも昼間の東海道線は品川~横浜間を17分、東京~横浜間を26分で結んでいる。列車種別は同じ普通列車でも開業当初の1872年6月12日の品川~横浜(現在の桜木町)間の所要時間は35分、1872年10月15日の新橋~横浜(桜木町)間の所要時間は53分だったことを考えると、在来線でも相当の高速化を鉄道開業から150年間で図っていることが分かる。

なお日本の鉄道開業は1872年6月12日に品川~横浜間仮開業、10月14日に新橋~横浜間本開業となっているが、10月14日は関係者列車しか運転していないため通常営業を開始したのは翌日の10月15日からである。




2. 平日朝の横須賀始発大幅削減へ

今回の2022年3月12日JR東日本横浜支社ダイヤ改正では、平日朝の横須賀線で減便を図る。

まず、大船7時25分発普通千葉行きを廃止した。総武線内では救済として東京8時14分発快速津田沼行きを東京8時15分発快速千葉行きに延長した。

また平日朝に設定している横須賀始発の4本を逗子始発に短縮した。これにより平日朝の横須賀線の列車は13~14分サイクルに久里浜始発と横須賀始発の交互運転から久里浜始発と逗子始発の交互運転に変更したことで、横須賀→逗子間の平日朝の列車が半減することとなった。なお逗子始発には既に湘南新宿ラインも約20分間隔で運転しているため、逗子から乗車の場合の着席可能性は上がっているようだ。

なおこの運転区間短縮で逗子での増解結作業が減ったほか、横須賀始発の送り込みのために運転していた平日早朝の東京・大船方面からの横須賀行きも軒並み逗子行きに短縮した。この運転区間短縮により送り込む時間も短縮していることから、概ね大船始発の車庫からの出庫時刻が15~20分繰り下がり運用時間が短縮しているほか、利用が少し多い時間での設定となった。

3. 平日朝に京浜東北線で減便へ

今回の2022年3月12日JR東日本横浜支社ダイヤ改正では、平日朝の京浜東北線北行きで減便を図る。

蒲田7時14分発各駅停車大宮行きおよび蒲田8時46分発各駅停車赤羽行きを廃止した一方で、桜木町6時55分発各駅停車南浦和行きに短縮した。

品川~桜木町間は京浜東北線で平日朝は33分、昼間は31分だが、開業当初の1872年6月12日の品川~横浜(現在の桜木町)間ノンストップの所要時間が35分であることを考えると、途中停車駅が8つに増えたにもかかわらずほぼ同等の所要時間で結べるようになっている。


4. 結び

今回の2022年3月12日JR東日本横浜支社ダイヤ改正では、東海道線、横須賀線、京浜東北線の各線で平日朝の減便を図ったものの、所要時間を短縮することで利便性の向上を図ることとなった。

今後JR東日本横浜支社でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました