JR北海道は2024年6月20日、プレスリリースにて8月~9月に根室本線と釧網本線普通列車に指定席を連結すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 花咲線で2往復に指定席設置へ!
今回の2024年8月~9月JR北海道運用変更では、花咲線の普通列車指定席の設置は2023年8月以来1年ぶりに花咲線普通列車の指定席を設置する。
今回指定席を設定するのは2024年8月1日~9月30日の毎日の釧路8時21分発普通根室行き、釧路11時15分発快速ノサップ根室行き、根室11時08分発快速はなさき釧路行き、根室13時34分発普通釧路行きとなっている。
花咲線の対象列車は前年の1往復から2往復に増加している。
これらの指定席連結列車ではキハ40系またはキハ54形を2両編成で運転し2号車の一部座席を指定席とする。
なおJR北海道ではこれまで千歳線快速エアポートuシートのみ例外的に座席指定料金を840円としていたが、2024年8月1日より旅客営業規則にてJR北海道管内の普通列車の座席指定料金を通年530円から840円に値上げすることとなった。
2. 釧網線でも指定席設置へ!
また今回の2024年8月~9月JR北海道運用変更では、釧網本線でも普通列車の指定席を設置する。
今回設定するのは2024年8月24日~9月29日の土休日、釧路8時52分発しれとこ摩周号網走行きのうち釧路~川湯温泉間となっている。
H100形2両編成で運転し、2号車のうちボックスシート18席を指定席として発売する。
今回釧網本線で普通車指定席を背一致するのは最新型気動車H100形となっている。特急「大雪」から格下げするH100形2両編成の石北本線快速にも指定席を設置する可能性がある。その実証実験も兼ねているのではないだろうか。
3. 結び
今回の2024年8月~9月JR北海道運用変更では、花咲線の普通列車指定席を1往復から2往復に拡大したほか、釧網本線でも普通列車指定席を設定することとした。
またJR北海道管内の普通列車指定席料金を530円から840円に値上げし増収を図ることとした。
今後石北本線特急「大雪」から格下げする快速列車に普通車指定席を設置するのかも含め、見守ってゆきたい。
関連情報:花咲線、釧網線での夏の指定席設定について – JR北海道
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