JR西日本は2024年11月20日、プレスリリースにて山陰本線米子~浜田間で運行する特急列車を11月26日より2往復から3往復に増発し12月に運転再開すると公表した。今回はこれから2025年3月JR西日本米子支社ダイヤ改正について予測していく。
1. 特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」ワンマン化か!
今回の2025年3月JR西日本米子支社ダイヤ改正では、山陰本線特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」でワンマン化を図る可能性がある。
特急列車のワンマン化は運賃のほか特急料金を扱う関係上普通列車のワンマン化より難しい。が、労組資料で187系のワンマン化について記載があること、2024年3月JR西日本ダイヤ改正で紀勢本線特急「南紀」のうちJR西日本乗り入れ区間新宮~紀伊勝浦間でワンマン運転を開始しており業務内容を精査できていることから、特急ワンマン運転を拡大してもおかしくはない。
なおおそらく智頭急行線特急「スーパーいなば」はワンマン化しないのではないか。
2. 特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」減便へ!
また今回の2025年3月JR西日本米子支社ダイヤ改正では、山陰本線特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」を減便する可能性がある。
本来米子~出雲市~益田間では特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」を1日7往復、益田から先山口線新山口方面へ向かう特急「スーパーおき」3往復を運航している。が、そもそも出雲市~益田間の2023年度の輸送密度は932人/日・往復しかなく特急列車1日5往復程度でも問題ないレベルしか乗っていない。しかも米子~出雲市間は伯備線特急「やくも」が毎時1本運転していることを考えると、そもそも特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」を1日7往復も運転しておく必要がない。
そしてなにより2024年11月の山陰本線三保三隅~益田間運転見合わせ時に特急列車を1日7往復中2往復しか運転せず、その後増発しても3往復に留まっていた。益田始発終着の特急「スーパーまつかぜ」は1日4往復あるのだから4往復運転していいはずなのに、本来の運転本数を設定しなかったのである。つまり山陰本線特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」は1日7往復も運転する必要はとっくにないのだ!
ただ、特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」は島根県の税金で最高速度を引き上げ車両を更新した列車である。このため易々とは減便できない。ただ運行側のJR西日本は1日7往復も運転する必要はないと考えているため、減便してもおかしくはないだろう。
4. 結び
今回の2025年3月JR西日本米子支社ダイヤ改正では、山陰本線特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」をワンマン化し減便する可能性がある。
今後JR西日本でどのようなダイヤ改正を行いどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。
関連情報:山陰線三保三隅~益田間の運転再開見込みについて – JR西日本
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