JR西日本広島支社は2024年4月12日、プレスリリースにて2024年4月27日から5月6日にかけて山陽本線で臨時列車を運転すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 山陽本線で昼間に快速シティライナー復活へ!
今回の2024年4月27日~5月6日JR西日本広島支社臨時列車運転では、山陽本線で昼間の快速シティライナーを復活する。
2024年4月27日~5月6日の土休日、山陽本線広島~岩国間で11時台~15時台に毎時1本、計5往復の快速シティライナーを増発する。
設定するのは定期列車も含めて広島発快速シティライナー岩国行きが広島10時12分発~15時12分発で1時間間隔毎時12分発、岩国発快速シティライナー広島行きが岩国9時39分発~16時39分発で1時間間隔毎時39分発となっている。特に広島発の快速シティライナーは東海道山陽新幹線「のぞみ」博多行きから10分乗り換えで利用できるため利便性が高い。
これらの列車は主に宮島観光のための宮島口駅発着利用者が大きく増えることと、毎年5月5日の米軍岩国基地フレンドシップデーに合わせて岩国発着としている。今回の利用状況いかんによっては次回の2025年3月ダイヤ改正で土休日の山陽本線快速シティライナーの毎時1本定期化もあるかもしれない。
今回2024年4月27日~5月6日の土休日に臨時増発する山陽本線広島~岩国間の快速シティライナーは以下の通り。
2. 5月5日の岩国航空祭に合わせさらに増発へ!
さらに今回の2024年5月5日JR西日本広島支社臨時列車運転では、山陽本線広島~岩国~徳山間でさらに臨時列車を増発する。
これは5月5日の岩国航空祭フレンドシップデーに合わせたもので、開催時には多数の臨時列車を設定している。例年通り広島~岩国間および岩国~徳山間で増発を行い、広島→岩国間に至っては定期列車の初電が広島5時52分発岩国行きのところ、開催日だけ広島5時30分発普通岩国行きを増発し初電を22分繰り上げるほどである
ただ、2019年以前と2023年以降では様相が異なっており、2019年までは臨時列車の増発は普通列車だけだったところ、2023年以降岩国発広島行きは原則快速シティライナーでの設定となっている。
これにより岩国発広島行き臨時列車を15時台~18時台の帰りの時間に8本設定するも、そのうち6本が快速シティライナーとして設定、おおむね毎時2本の快速シティライナーを増発することとなった。
ただこのほかにも定期列車として岩国16時39分勝快速シティライナー広島行きを設定していることから、岩国発16時台は16時07分発、16時32分発、16時39分発の3本の快速シティライナーを1時間のうちに運転することとしたのである。
今回の2024年5月5日岩国航空祭フレンドシップデー開催に合わせた臨時列車は前述のものと含めて以下の通り。
3. 結び
今回の2024年5月3日~5月6日JR西日本広島支社臨時列車運転では、昼間の快速シティライナーが復活することで宮島観光アクセスを向上することとした。
今後JR西日本広島支社で山陽本線快速シティライナーでどのような臨時列車やダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:ゴールデンウィーク期間の臨時列車の運転について – JR西日本広島支社
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