JR西日本岡山支社は2024年4月26日、Xにて2024年5月3日から5月6日にかけて山陽本線と宇野線で臨時列車を運転すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 山陽本線岡山~倉敷間で3往復増発へ!
今回の2024年5月3日~5月6日JR西日本岡山支社臨時列車運転では、山陽本線で臨時列車の増発を行う。
そもそも山陽本線岡山~倉敷間は山陽本線の列車のほかに伯備線の列車も乗り入れているため、昼間でもおおむね毎時4本~毎時5本の普通列車を運行している。今回の臨時列車運転ではさらに増発を図ることとしたのだ。
今回増発するのは山陽本線岡山~倉敷間のうち3往復となっている。増発するのは岡山10時50分発倉敷行き、岡山13時04分発倉敷行き、岡山14時55分発倉敷行き、倉敷11時49分発岡山行き、倉敷14時06分発岡山行き、倉敷15時42分発岡山行きとなっている。
山陽本線岡山~倉敷間臨時列車の詳細な列車時刻は以下の通り。
2. 宇野線茶屋町~宇野間で2往復増発へ!
今回の2024年5月3日~5月6日JR西日本岡山支社臨時列車運転では、宇野線で臨時列車の増発を行う。
宇野線はおおむね毎時1本の運転だが、2023年3月18日JR西日本岡山支社ダイヤ改正で2往復減便しおおむね1時間30分間隔化したものの、混雑しすぎたため前回の2024年3月16日JR西日本岡山支社ダイヤ改正で運行間隔の均等化を図りおおむね1時間間隔に戻したことによる。ただ運転本数を変えていないため一部で最大2時間間隔となった。
このため今回の宇野線臨時列車運転ではその運転間隔の穴を埋めるべく2往復増発を図り、減便前の運転本数を維持することとした。
今回増発するのは茶屋町9時35分発宇野行き、茶屋町13時11分発宇野行き、宇野8時58分発茶屋町行き、宇野12時41分発茶屋町行きとなっている。
なお岡山~茶屋町間は5両編成の瀬戸大橋線快速マリンライナーや2両~3両の普通列車、快速列車合わせて毎時3本~毎時4本程度あることから十分運びきれる。
宇野線臨時列車の詳細な時刻は以下の通り。
3. なぜ例年にない増発を行うのか
今回の2024年5月3日~5月6日JR西日本岡山支社臨時列車運転では、山陽本線や宇野線で例年にない増発を行うこととなった。なぜこれらの増発を行うこととしたのだろうか。
まず、宇野線は先述したように2023年3月18日JR西日本ダイヤ改正での減便救済である。前回の2024年3月16日JR西日本ダイヤ改正で多客時に増発しやすい形とすることで1年365日中350日程度で減便を維持することで経費削減を図ろうとしているのであろう。
一方、山陽本線では岡山県内で一番列車本数の多い岡山~倉敷間でのみの増発となる。山陽本線では115系から227系への置き換えにより昼間の普通列車が順次4両から3両に減車しているため輸送力が減っているのだが、であれば毎時2本しかない金光~糸崎間の増発の方が先ではないとさえ思える。
4. 結び
今回の2024年5月3日~5月6日JR西日本岡山支社臨時列車運転では、例年にはない山陽本線と宇野線で多客時に臨時列車の増発を図ることとなった。
今後新型車両227系の投入が進むJR西日本でどのような臨時列車を設定するのか、楽しみにしたい。
関連情報:ゴールデンウィーク期間に多くのご利用が見込まれるため、山陽本線・宇野みなと線で臨時列車を運転します。 – JR西日本岡山支社
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