関東鉄道は2020年10月16日、プレスリリースにて10月31日にダイヤ改正を行うと公表した( 常総線のダイヤ改正について )。今回はこれについて見ていく。
1. 快速時刻変更で取手乗り入れ増加へ!
今回の2020年10月31日関東鉄道ダイヤ改正では、2020年3月14日関東鉄道ダイヤ改正以来約7か月ぶりに常総線でダイヤ改正を行った。
今回のダイヤ改正では快速列車を一部昼間に移動することとなった。
しかし時刻表を見てみると、実態は朝夕の快速列車減便と昼間の普通列車の快速格上げであり、通勤時間帯の減便を図っているほか昼間の速達性を上げることで運用の効率化を図っている。昼間は水海道~下館間で減便が抑えられているだけまだマシなのだが、結果的に快速通過駅の利便性が下がったのは言うまでもない。
2. 昼間の減便実施へ
また今回の2020年10月31日関東鉄道ダイヤ改正では、昼間を中心に減便を行った。
減便を行ったのは主に取手~水海道間となっている。今回のダイヤ改正で昼間は15分間隔(毎時4本)から20分間隔(毎時3本)に減便し、輸送力が25.0%減少することとなった。沿線人口は増えているのに減便したということは、確実にこのご時世で利用客が減ったからである。
結果として先述の朝夕の快速減便と合わせて終日毎時1本ずつ減便することとなった。
ただ昼間に快速を設定するに当たり守谷~水海道間で救済の普通列車を運転するくらいだったら、守谷~水海道でも各駅に停車させればいいのに。
ただそれをしなかったのは、守谷以北で運転本数を極力維持してつくばエクスプレスに乗せるためではないだろうか。
つくばエクスプレスに乗せると関東鉄道としての収入は減るが、関東鉄道はつくばエクスプレスの株主なのである程度恩恵を受けることができる。
なお今回のダイヤ改正ではつくばエクスプレスはダイヤ改正を行わなかった。
3. 結び
今回の2020年10月31日関東鉄道ダイヤ改正では、常総線でほぼ終日に渡り減便を行うこととなった。
今後関東鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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