関東鉄道は9月13日、プレスリリースにて2017年10月14日にダイヤ改正を行うと公表した( 常総線・竜ヶ崎線のダイヤ改正について )。またひたちなか海浜鉄道は9月22日、プレスリリースにて10月14日にダイヤ改訂を行うと公表した( 湊線の一部列車のダイヤ改訂について )。今回はこれについて見ていく。
1. 快速の所要時間短縮
今回の2017年10月14日ダイヤ改正では、関連企業のつくばエクスプレスは同日のダイヤ改正を行わないものの、JR東日本の常磐線がダイヤ改正するのに合わせ関東鉄道もダイヤ改正することとなった。今回のダイヤ改正で関東鉄道はそれぞれ小幅ながらも、多くの点でダイヤ改正することとなった。
まずは、常総線快速列車について。上り列車(取手方面)にて所要時間が軒並み1分(1本のみ2分)短縮され下館→守谷間が最大1分短縮されるほか、朝の上り列車を普通列車と交換する形で守谷行きから取手行きに1本伸びる。
2. 直通増強で利便性増強
またこれまで輸送量に大きな差があったため常総線は主に水海道や守谷で系統分離されていたが、今回のダイヤ改正で下館〜取手間通しの列車が平日で2往復、土休日で4往復増えることとなった。
ただその代わり水海道〜取手間の普通列車が1往復守谷で系統分割となるなど、必ずしも水海道からの直通列車の取手行きが増えるわけではなさそうだ。
また、今回のダイヤ改正では常総線は下館行き終前電車を下妻止まりに短縮し、夜間帯の下妻~下館間の列車を1往復削減することとなった。
3. 各線で接続改善
今回のダイヤ改正は、JR東日本常磐線のダイヤ改正に伴い、関東鉄道常総線、竜ヶ崎線、ひたちなか海浜鉄道湊線で接続改善が図られることとなった。
常総線では取手発下妻行き最終列車が2分繰り下がり、品川発常磐線快速取手行きから接続をとれるようにする。また竜ヶ崎線でも龍ヶ崎行き終電を1分遅らせることにより、乗り換え時間に余裕を持たせる。またひたちなか海浜鉄道でも2往復を2〜3分時刻を変更し、常磐線との接続を改善させる。
4. 結び
今回2017年10月14日ダイヤ改正では、JR東日本常磐線のダイヤ改正により接続する関東鉄道やひたちなか海浜鉄道などの地方民鉄や第三セクターなどの小規模路線にも時刻変更を求められることとなった。またひたちなか海浜鉄道は2024年度までに阿字ヶ浦~国営ひたち海浜公園までの3.1kmを延伸しようとしている。
今後の茨城県内の交通にも注目してゆきたい。
コメント