京阪電車は2024年5月27日、プレスリリースにて2024年6月に臨時列車を運転すると公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 宇治線直通特急設定へ!
今回の2024年6月京阪電鉄夏の臨時列車運転では、宇治線で臨時列車を増発する。
今回設定する臨時列車は淀屋橋9時20分発宇治行きあじさい号と宇治10時38分発中書島行きの2本となっている。いずれも宇治線用4両編成で運転する。
このうち淀屋橋発宇治行きは途中停車駅が北浜、天満橋、京橋、枚方市、樟葉、中書島~宇治間の各駅となっており、京阪本線内特急停車駅と同一となっている。かくして淀屋橋発宇治行き直通臨時特急を運転することとなった。
いずれも2024年6月15日土曜日と6月22日土曜日に運転する。
なおこの臨時特急は京阪本線内外側線を走行し、快速急行洛楽に走行中に抜かれている。京阪特急が抜かれることなんてまずないと思うが。
また宇治線内は全列車ワンマン運転を実施しているため、今回臨時増発している4両特急も中書島~宇治間でワンマン運転を行った。
2. 10年ぶりに宇治線直通特急設定へ!
今回の2024年6月京阪電鉄夏の臨時列車運転では、10年ぶりに宇治線で直通運転を運転することとなった。
宇治線は2003年9月6日より京阪本線への直通を取りやめ全定期列車が中書島~宇治間の折り返し普通列車のみとなった。が、その後も臨時列車として少なくとも2007年に宇治発淀屋橋行き臨時特急、2014年に淀屋橋~宇治間臨時列車を運転している。
ただ宇治線では2013年6月1日から4両編成ワンマン運転を行っており専用車両の運転となっている。なんなら2021年9月25日京阪宇治線ダイヤ改正で終日にわたり減便し、5運用から4運用に削減したほどである。
にもかかわらず今回2014年以来10年ぶりに宇治線直通臨時列車を運転したということは、京阪では宇治方面直通需要を取り込みたいということなのだろう。
4. 結び
今回の2024年6月京阪電鉄夏の臨時列車運転では、約10年ぶりに宇治線直通列車を運行、淀屋橋から宇治まで直通の特急を運転することとした。
今後京阪電鉄でどのようなダイヤ変更を実施しどのような臨時列車を設定するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:~ 京阪沿線 初夏の花キャンペーン ~ 淀屋橋から宇治への臨時列車「あじさい号」を運転します – 京阪電車
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